過去問一般 問4 52回~56回

めざせ気象予報士一般分野

 降水過程と大気における放射の領域は、大気の熱力学領域に比べ出題量が少ないようです。なので「過去問に挑む(降水過程・放射)」として扱います。

5204 

大気における放射の問題ですね。(a)は『T4ステファン・ボルツマンの法則です。

(b)は『反比例』

ウィーンの変位則で表現されます。

λm=2897/T
λmは、単位波長あたりの放射強度が最大になる波長(μm)
Tは、温度(K)

(c)は『0.5』

(b)で反比例を答えているので、単純に計算をしてみましょう。

255:6000=x:11
x=255*11/6000
=2805/6000
=0.47≒『0.5』

53i4

大気における放射の問題ですね。この問題は、記憶しているかどうかの問題です。正解は②です。

ミー散乱は白い雲、レイリー散乱は青い空と夕焼け。

(a)は『小さい』

レイリー散乱は、電磁波の波長よりも粒子が小さいときに発生します。
これは理屈と言うよりも、知識として覚えていないと分かりませんね。

(b)は『短い』

レイリー散乱の強さは、波長の4乗に反比例します。
だから、波長が短い青色は、波長が長い赤い色よりも散乱が強いのです。

(c)は『空気分子・・・』

ここは、迷わず空気分子です。
雲粒は粒径が大きいのでミー散乱になります。

54i4

温度風の問題で「大気の力学」の領域になってしまいました。何番の問いが、何の領域というように出題に規則性はないようです。一応、勉強しましたが、後で確認する必要がありますね。

正解は②です。

点Aと点Bの温度風のホドグラフは下図のようになります。

55i4

正解は④です。

(a)は『誤』

56i4

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    これって、同じ問題は出るんでしょうか?
    過去問で学びを確認するだけで、実際には新しい問題を解くんでしょうか。

    きちんとした知識がないとダメってことですよね。
    学科の分野別に合否があって、合格した分野はしばらく受けなくてもいいとか?
    果てしなく無限に近い無駄な知識を詰め込まないと…。

    充実した60代後半を過ごせそうですね。