以下、実技試験《第62回試験・実技1・問1(2)》(考察編) | 気象予報士 瀬戸信行の 「てるてる風雲録」から
まず、上図より低気圧中心から500hPaトラフまでの最短距離を結んだ方向を見ますと、低気圧の中心位置から西北西になることがわかります。
次に、その図上の距離を測りますと13mm、緯度10°の図上の距離は39mmとしますと、緯度10°の実際の距離は、緯度10°=600海里であることから、地上低気圧の中心とトラフ間の距離はその1/3の200海里となります。
この問題の求める距離の単位はkmですので換算しますと、1海里=1.852kmであることから、
1.852×200=370.4(km)
と求められます。解答は100km刻みの指示ですので10kmの単位を四捨五入して400(km)と求められます。
- 低気圧中心から500hPaトラフまでの最短距離を結ぶこと。
- 1海里=1.852kmで緯度10°=600海里であること。
学びました。
※内容が自分にとって新鮮なせいか、なかなか面白いです。瀬戸信行さん!素晴らしいページを提供してくれて有り難うございます。
コメント
トラフって最近出てきていましたね。
実際に天気図上で定規で長さを図るんですね。
意外と単純な求め方だったので嬉しくなっちゃいます。
緯度と経度の三平方定理で求めないと球面なので大きく違ってしまうなんてことにはならないのかな?