問題集から 一般第1章 大気の構造

めざせ気象予報士

テキストばかり読むのではなく、実際に問題を解く力をつけるモードに入ったのかも知れません。○か×かの問題に取り組み始めます。

一問一答 一般第1章 大気の構造

◯の問題

001対流圏では高度が上がるとともに気温が低下する。

002対流圏界面の高度は、赤道付近で高く両極で低い。

004成層圏では、酸素分子が紫外線を吸収し、光解離により酸素原子となり、この酸素原子が別の酸素分子と結合してオゾンが生成されている。

006成層圏の気温の鉛直分布は、オゾンの紫外線吸収による加熱と、大気の長波放射による冷却の収支で近似的に説明できる。

008対流圏内の乾燥空気は主に窒素と酸素で構成されており、容積比で見ると、窒素が約78%、酸素は約21%となっている。

009中間圏では高度が上がるとともに気温は低下する。

011熱圏では、高度が上がることも気温は上昇し、約1000〜2000ケルビンに達する。

015大気中に含まれる水蒸気と二酸化炭素には温室効果としての働きがあり、大樹の温度分布の形成に重要な役割を果たしている。

017年平均した降水量と蒸発散量を比べると、海上では降水量より

も蒸発量の方が大きく、陸上では蒸発量よりも降水量の方が大きい。

020大気中に含まれるエアロゾルの量は、地表面付近で最も多い。

❌の問題の解説

003対流圏の気温の鉛直分布は、短波放射と長波放射の平衡と、対流の効果によりほぼ決まる。

005電離層は高度約80km以上の熱圏に位置している。太陽放射の紫外線により窒素や酸素が電離され、自由電子やイオンの密度が大きい層である。

010乾燥空気の化学組成は、高度約80キロメートルの中間圏付近までほぼ一定である。これより上空では、重力の影響のため、高度によって異なる。

012混合層内の混合比は、ほぼ一定である。混合層内では対流によって鉛直方向の空気がかき混ぜられるため、混合比は鉛直方向にほぼ一定となる。なお、混合層の下の接地層の混合比は地表面ほど大きい。

013地表面から高度約1キロメートルまでを大気境界層といい、地表面からの加熱や冷却、複雑な地形や構造物による摩擦、食生等の影響を受ける。

014暖められた空気は上昇すると温度が下がるので、気温は一定にはならない。

016 地球全体における蒸発量と降水量は、長期間で平均すると釣り合っている。なお、地球上の水が蒸発→降水→流水→蒸発といった循環を繰り返すことを水の循環という。

018水蒸気の分子量は約18、混合気体である乾燥空気の平均分子量は約29であるため、水蒸気の比重は乾燥空気より小さい。そのため、気温と容積が同じであれば、比重が小さい水蒸気を含む空気の方が、水蒸気を含まない乾燥空気より軽い。

019大気中の水蒸気量は場所や時間により大きく変動するが、気温が高いほど多い。一般に地表面付近は気温が高いため、水蒸気の質量比は、地面付近で最も大きくなる。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    〉コードが上がるとともに気温が低下する。

     見つけてうれしかったです。(笑)
     高度ですね。

    あとは飛ばし読みしてしまいました。
    一問一答のマルバツだけなら…。ダメでした。