今日は、川に入り、溜まった土砂と縁に生えている木の伐採をしました。流れる水のはたらきによって堆積した土は、川の流れを妨げますので、防災の意味で価値があるのではないかと思います。
農業用排水河川に設けられる**落差高(落差工や段差工)**は、以下のような役割と効果があります:
役割
1. 河川勾配の安定化
• 排水河川の勾配が急になると、流速が速くなり、河床や護岸が浸食される恐れがあります。落差高を設けることで、河川の勾配を分割し、流速を適度に抑える役割を果たします。
2. 河床の浸食防止
• 流水による河床や護岸の浸食を防ぎ、河川の構造物や機能を維持するための重要な手段です。
3. 排水調整
• 落差高を設けることで、水位を一定に保つ役割を果たし、排水機能を安定化させます。これにより、周辺農地や施設への影響を最小限に抑えられます。
4. 水質改善
• 流水が落差を通過する際、空気との接触が増えるため、酸素供給が促進され、水中の溶存酸素(DO)が増加します。これにより、水質が改善されやすくなります。
効果
1. 浸食の抑制
• 河床や護岸の破壊を防ぎ、河川の長期的な安定性を確保します。
2. 農業用水の効率的な利用
• 落差高を活用して、取水地点や排水地点を適切に設けることで、農業用水の利用効率が向上します。
3. 河川の生態系保全
• 落差高による流速調整や水質改善により、河川生態系への負荷を軽減します。また、小型の魚道を併設する場合、魚類や生物の移動を支援する効果もあります。
4. 景観向上
• 落差工が適切に設計されれば、景観に溶け込み、地域の魅力を高める要素にもなります。
コメント
> 川に入り、溜まった土砂と縁に生えている木の伐採をしました。
お疲れさまです。
> 流れる水のはたらきによって…
こちらでは、その働きによって土地が削られてしまっていて、流れそのものが変化しています。
水路がコンクリートできちんとできているとよかったんですけどね。