*温位という気象用語の整理をしたいと思います。きちんと理解していないと思考に混乱がうまれますので、できるだけ頭の中を整理しておく必要がありますね。
用語:飽和相当温位・相当温位・温位の整理・湿球温位
- 温位θ (K)は、乾燥空気を1000hPaの高さまで移動させた時の空気塊の温度
- 相当温位θe (K)は、空気塊に含まれる水蒸気の凝結の際に発生する潜熱まで含めた温位
- 飽和相当温位は、飽和していると仮定した時の相当温位
※飽和相当温位と相当温位の差が小さいほど空気塊は湿っている。
- 湿球温位θw(K)は、ある湿球温度の空気塊を1000hPaまで湿潤断熱的に移動させた時の温度
※湿球温位θw(K)は、湿球温度計でイメージできる。
※θw<θ<θeの関係が成り立つ
理解を深めるための問題
Q:相当温位が等しい空気塊の飽和相当温位は同じである。
飽和相当温位は、温度にだけ依存する温位です。一方、相当温位は、気温と混合比に依存する値です。よって、気温が異なれば、気温のみに依存する飽和相当温位は異なることになります。(誤)
補足:これらの温位は、空気の湿度や温度に基づいて異なります。例えば、飽和相当温位と相当温位の差が小さいほど、空気塊は湿っていることを示します。
コメント
> 温位
> 飽和相当温位と相当温位の差が小さいほど、空気塊は湿っていることを示します。
何が何だかわかりません。
「飽和水蒸気量」と「湿度」ぐらいしか理科では聞いたことがありませんからね。