気象衛星画像の過去問から雲の判別の方向に行ってしまっていましたが、過去問解決に戻ってきました。過去問52回~61回まで進みましたので、持っている過去問は残り62回と63回になりました。
62回問8
図は7月のある日に気象衛星ひまわりで観測された赤外画像(上)と水蒸気画像(下)である。図中に示したA~Eの領域の雲域あるいは気象状況について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。なお、×印はこの時の地上天気図における台風の中心位置を示している。
- (a)Aの雲域は、華南の沿岸で発生した東西にのびる地形性巻雲とみられる。
- (b)Bの雲域はCiストリークであり、上層の強風軸に対応しているとみられる。
- (c)Cの領域には、大きな雲域はなく細かな対流雲しか存在しないことから、背の高い高気圧の圏内と判断される。
- (d)D、Eの雲域はともに台風に伴うものであり、より発達した対流雲が存在しているEの台風の方が中心気圧が低いと推定される。

(a)Aの雲域は、華南の沿岸で発生した東西にのびる地形性巻雲とみられる。×
※団塊状の形をしていて巻雲ではないので誤。
(b)Bの雲域はCiストリークであり、上層の強風軸に対応しているとみられる。○
※上層雲のCiストリーク。ストリークとは、一筋の流れ。
(c)Cの領域には、大きな雲域はなく細かな対流雲しか存在しないことから、背の高い高気圧の圏内と判断される。×
※南側にあるCiストリークは、低気圧性の曲率をもっていることから、Cの領域はトラフ。よって、「背の高い高気圧の圏内」は誤り。
(d)D、Eの雲域はともに台風に伴うものであり、より発達した対流雲が存在しているEの台風の方が中心気圧が低いと推定される。
※一目で、Dのほうの台風の眼がはっきりしているのでDの気圧の方が低いことが分かる。よって、誤り。
※昨日今日の学びで、見る眼が慣れてきたように思います。
コメント
> Dのほうの台風の眼がはっきりしているのでDの気圧の方が低いことが分かる。よって、誤り。
ここだけ当たりましたよ。(笑)
しかし、勘が働いているだけなので全くダメですね。