「これが読めなきゃ!」の記事を書きながら、混乱しました。
AXFE578で上段の「極東500hPa高度・渦度解析図」では、確か、500hPaの+(プラス)表示は正の渦度で、低気圧性循環だと思っていました。

下段の「極東850hPa気温・風、700hPa上昇流解析図」では、+(プラス)表示は下降流極値で-(マイナス)表示は上昇流極値を表しているそうです。

上昇流は、低気圧性循環で+(プラス)だというイメージでいたので、「700hPa上昇流解析図」では、「500hPa高度・渦度解析図」とでは、符号が逆になっていることに気づきました。
改めて考えてみると、
「700hPa上昇流解析図」の鉛直p速度(hPa/h)鉛直方向の空気の流れ…これは、「1時間当たり何hPa変化するか」を表現しています。+ならば気圧が上昇している、-なら気圧が下降している。
+表示で気圧が上昇している部分は、高気圧性循環で下降流
-表示では気圧が下降している部分で」、低気圧性循環で上降流
なるほど、そう考えればよいのですね。(勉強不足でした。)
念のため、Copilot先生に質問しました。
質問:天気図で渦度が+の領域は、低気圧性循環といってよいですか?
Copilot:はい、天気図において渦度が正(+)の領域は一般的に低気圧性循環(サイクロニック・サーキュレーション)と関連付けられます。これは、北半球では反時計回りの流れ、南半球では時計回りの流れを示します。このような流れは通常、上昇気流を伴い、雲の形成や降水と関連することがあります。
ただし、いくつかの注意点があります:
1 高度による違い: 渦度は高度に応じて異なる挙動を示します。例えば、地上での渦度と上層(500hPaや200hPaなど)での渦度の振る舞いは異なる場合があります。
2 地形や他の要因: 渦度が正であっても、地形効果や他の気象要因によって必ずしも低気圧のような明確な循環が生じるとは限りません。
3 正確な解析: 渦度が正であっても、その大きさや周囲の状況を合わせて解析することが重要です。単に渦度が正というだけで結論を出すのは慎重に行うべきです。
しつこく質問しました。
質問:500hPa高度・渦度解析図で、渦度+の表示では低気圧性循環があるといってよいですか?
Copilot:500hPa高度・渦度解析図において、渦度が正(+)で表示されている場合、それは一般的に低気圧性循環(サイクロニック・サーキュレーション)を示していると考えられます。以下のポイントで解釈が進められます:
- 渦度+の意味
・渦度が正である場合、北半球では反時計回り(サイクロニック)の流れ、南半球では時計回り(サイクロニック)の流れを示します。
・500hPa高度では、大気の中層における流れを示し、上昇気流や対流活動に関連している可能性が高いです。 - 必ず低気圧性循環といえるか
通常は以下のように考えられます:
・渦度が正の領域は、上層での低気圧性循環を示唆することが多いです。
・ただし、実際の低気圧性循環が存在するかどうかを判断するには、周囲の高度場や風の流れ(ジオポテンシャル高度線の形状など)との組み合わせを見る必要があります。 - 注意点
・渦度が正でも、その大きさが小さい場合は回転性が弱く、明確な低気圧性循環と結びつかない場合があります。 - ・渦度解析だけでなく、風や温度の分布も考慮して総合的に判断することが重要です。
もし具体的な図をもとにさらに詳細な解析を行いたい場合は、おっしゃってください!一緒に深掘りしてみましょう。
※意識のまとめ
・「500hPa高度・渦度解析図」の+表示の正渦度は、低気圧性循環を示唆する。
・「700hPa上昇流解析図」の+表示で気圧が上昇している部分で、高気圧性循環の下降流、-表示では気圧が下降している部分で、低気圧性循環で上降流
・「混乱は、学びの宝庫ですね。」
コメント
> +ならば気圧が上昇している、-なら気圧が下降している。
> +表示で気圧が上昇している部分は、高気圧性循環で下降流
> -表示では気圧が下降している部分で」、低気圧性循環で上降流
気圧の上下と気流の上下とがごちゃ混ぜになって理解不能です。
> 「混乱は、学びの宝庫ですね。」
それを解決して行ける徒然様がすんばらしい。
日々努力ですね。