前回の記事「気圧配置型の出題頻度と問われた内容」について、表にしてみました。

表にしてみると、何かみえてくるものがあるのでしょうか?
日本海低気圧型、南岸低気圧型、二つ玉低気圧型、梅雨前線型、台風型
台風を除いた型には、低気圧と前線がセットになっていると考えると、日本海低気圧型、南岸低気圧型、二つ玉低気圧型は、前線と低気圧の位置やそれらの移動方向と移動速度を知ることが必要ですね。
実況の低気圧の位置は、地上天気図で示されているのですぐ分かります。着目したその低気圧がどのように移動するのか?発達するのか?。それに伴って、降水・降雪・風の予測できるかを解析できるかが問われるわけですね。
表にして気づいたことは、「渦度解析」がどの気圧配置型でも問われているということです。渦度は500hPa高度・渦度解析図で行われます。渦度の正負(渦度極大・極小領域)などを手がかりにして、低気圧の発達段階を判断するというのは、どの型が出題されても漏れなくついてくるという項目なので非常に重要だということが確認できました。
二つ玉低気圧型の実技問題は、まだ解いてないので分かりませんが、二つの低気圧がどのように相互作用しあうのかという部分が、興味深いですね。
梅雨前線型では、線状降水帯の発生可能性やその影響というのが、特徴的な感じです。
気象衛星画像は、どの型にも共通して解析できるようにしておかなければなりませんが、前線の閉塞点の位置や台風周辺の雲の対流活動などの解析を意識していきたいと思います。
コメント
> 実技出題内容の整理(ダウンロード)
おうちの環境では、xlsxファイルなんて開けません。(笑)
30年前のエクセルファイル(xls)のままでも十分使えてましたから。