実技試験でのエマグラム

めざせ気象予報士実技分野

エマグラムはテキストで学んだ内容だけでは、実技試験にそのまま活用できないようです。実技試験の内容に沿って、学びを深めていきたいと思います。

第61回実技試験2 問2(3)①で

(3)図8の鹿児島の状態曲線と風の鉛直分布を用いて、空気塊の安定性に関する以下の問いに答えよ。なお、12の高度については、20hPa刻みで答えよ。

① 地上の空気塊を強制的に持ち上げたときの自由対流高度を、単位(hPa)を付して答えよ。

② ①の空気塊が自由対流高度を越えて上昇したとき、浮力がなくなる高度を、単位(hPa)を付して答えよ。この図より高い高度のときは、「300hPaより上」、と答えよ。

③ 950hPa から500hPa までの風向および風速の鉛直分布の特徴を35字程度で述べよ。

① 地上の空気塊を強制的に持ち上げたときの自由対流高度を、単位(hPa)を付して答えよ。

①1,000hPa露点温度から等飽和混合比線(黄緑)に平行に赤線を引く

②湿潤断熱線(水色)に平行に黄色の直線を引く

③黄色と状態曲線(黒)の交点が自由対流高度

自由対流高度は920hPa

② ①の空気塊が自由対流高度を越えて上昇したとき、浮力がなくなる高度を、単位(hPa)を付して答えよ。この図より高い高度のときは、「300hPaより上」、と答えよ。

①で分かった自由対流高度は920hPaから300Kの湿潤断熱線(水色)に平行に線を引くことを考える。

○引くまでもなく、この図の中で状態曲線と交わる点はなさそうです。

○よって、浮力がなくなる高度(ゼロ浮力高度)は、「300hPaよりも上」あることになります。

③ 950hPa から500hPa までの風向および風速の鉛直分布の特徴を35字程度で述べよ。

図8右側の矢羽根の特徴を表現する。

「全般に西南西の風で、700hPa付近で50ノットと最も強くなってる。」(模範解答から)

※感想

このあとは、エマグラム問題をピックアップして解き、慣れなくてなりませんね。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    > エマグラム

     なんか聞いたことあるようなないような…。
     黄緑とか黄色とか…エロいんぴつがあった方がいいんですね。