阿武町?

コンピュータ

 2018年のことでした。3月に完全退職して、5月の一人旅に出かけました。福島県西会津から新潟に出、そのまま日本海側の県を山口県まで行き…その途中で休憩してランチをとったのが阿武町道の駅でした。

 その阿武町で、463人分の総額4630万円の給付金を誤って一人の口座に振り込んでどうのこうのということが話題になっています。この話題の中で、役所と銀行との情報のやりとりにフロッピーディスクを使っていたというおまけ話がついていました。

 このネットワークの時代に、フロッピーディスクを使っているのは、国内でこの銀行だけではないということ…思えば、フロッピーディスクは、まだハードディスクやWindowsが一般に使われてていない頃のメディア…PC9801などが使われたの1980年代遺産が今なお使われているのは何故?という部分に興味が向きました。

 フロッピーディスクを使っているのは、地方銀行の都合ではなく、そのお客様の都合らしいことが報じられています。ちょっと考えにくいのですが、いまだにフロッピーディスクドライブのついているパソコンを使っている企業があるようなのです。

 ネットだろうがスタンドアロンであろうが、問題は情報を処理する人間のリテラシーだということ・人間社会って思いのほか多様なんだなということを改めて確認させていただきました。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    「全国道の駅駅発祥の地」の阿武町だったんですね。

     ここは、施設内に「温泉」と「プール」があったことを記憶しています。
     温泉施設でカメラを使っていたということで、警察を呼ばれてしまって事情聴取をされていた男性がいたことを思い出しました。

     フロッピーディスクでのデータのやり取りですか…。
     ずいぶんと伝統や慣習を大切にしている町だったんですね。
     気づいてすぐには相手の男性も「戻します。」との返事だったらしかったんですよね。その後誰かに知恵を付けられて考えが変わってしまったんでしょうね。
     銀行は、町から誤送金だと知らされても、何もできない位置づけなんですかね。なんか不思議です。また、町の口座には、これぐらいの金額だったらいつでも動いていたということなんでしょうね。銀行も全く気にせず個人口座に振り込んでしまったんですからね。

     まっ、この男性は住民税非課税世帯の世帯主でしょうから、民事裁判で「返還命令」が出たとしても、「わかりました。」「でも、ない袖は振れない」という結論になってしまうんでしょうね。警察はやっぱり民事なので不介入なのでしょうか?働かずにいたり、たとえ働いてお金を稼いでいたりしてても、彼や家族には「最低限度の生活をする権利」はありますから、給料の全額差し押さえもできないと思います。
     自分もその振り込まれた方の立場になったら、今回のように逃げ切れるとの条件ならば、世間の目が気にはなりますけど、真似をして全額引き出して隠したくなっちゃいます…。(多少なりとも財産があるから逃げきれませんけどね。)

  2. happy より:

    「でも、ない袖は振れない」という結論…同感です。

    地域に根づき、ある程度資産をもっている人だったらそういう結論にはならないと思いますが、自由にどこへでも行ける人だったら、頂いた物は頂き別なところで生活するというのも楽しいのではないかと思います。

    しかし、それがラッキーだったのか不幸の始まりだったのかよく分かりませんね。

    それにしても、民事裁判で「返還命令」ってどのような法的根拠をもとにして出しているのかという部分が気になります。