いよいよ読書の秋になりました。
購入して読んだ「老人の壁」(毎日新聞出版)を読み直したせいか、図書館に行って養老先生の本を一冊借りてきてしまいました。
パラパラとページをめくっていたら、「日本人は、多神教だから死を恐れる」ということが書いてありました。裏を返せば、「一神教であれば死など恐れることはない。」ということです。「一神教の経典に従い、神の意思であれば死をもいとわない。」そういう発想は…殺戮しないと生き残れないという厳しい環境の中で培われてきたのではないかと思います。
一方、八百万の神をもつ日本人には、そこら中に神様がいらっしゃってあるのは、拘束力のない制限…村社会的な同調圧力…面倒くさいと思えばそうかも知れませんが、命まではとられない。
自然環境がよくて、食べ物にもそれほど不自由しない国に生まれてきて本当によかったと思う次第です。自然の中で、自然に死ねたら最高ですね。
コメント
> 自然環境がよくて、食べ物にもそれほど不自由しない国に生まれてきて本当によかったと思う次第です。
なんだかんだあっても、住みやすい国ですよね。
(他国に住んだことはないけど、たぶんそうだと思います。)
> 自然の中で、自然に死ねたら最高ですね。
この先、自然の中で死ぬこと自体が難しいかも知れませんね。
おうちで”老衰”で死ねる人って、どれくらいの割合なんだろう。
機械を繋げて、点滴管が入り、食べ物を食べることができなくても生かされて…。