気象予報士学科一般のテキストを読んでいたら、「放射強度は、距離の2乗に逆比例して小さくなる」という記述がありました。
一瞬、「逆比例」という言葉に違和感を感じました。これは、「反比例」のことだろうと思い念のため調べてみたところ、間違いなく「逆比例=反比例」でした。今どき、「逆比例」という言い方はしませんね。
しかも、「逆比例して小さくなる」です。実質、反比例ですから一方が大きくなればもう一方が小さくなり、一方が小さくなればもう一方が大きくなるという関係を表す表現ですから、「逆比例して小さくなる」という表現も違和感があります。
このことから、「気象の専門家は、算数の専門家ではない。」ということが分かりましたし、よほど年配の方が書いた本で、見直し改訂されずに、ずっと刷り増し(13回)され続けてきた名著なのだなと感じました。
コメント
> 間違いなく「逆比例=反比例」でした。今どき、「逆比例」という言い方はしませんね。
学習指導要領では、「反比例」に統一されてますね。シランケド
昔はどちらも使っていたんでしょうかね。
> よほど年配の方が書いた本で、見直し改訂されずに、ずっと刷り増し(13回)され続けてきた名著なのだなと感じました。
著作権があるので、勝手に改定できないんじゃないですかね。
改定にはご本人の承諾が必要だとか…。
死んじゃっていたら著作権を引き継いだ人の承諾とか…。まだ生きてるか。