先日借りてきた本「幸福に死ぬための哲学」(池田晶子著)の老いのテーマの中に「人生を渡るための舟」というエッセイがありました。
人生を渡るための舟
この世で生きるということは、体を持って生きるということである。体は自然だから、変化する、壊れる、やがてなくなる。
健康とは、そういう自然の事柄に寄り添うというか、いや、むしろ離れてみるというか、流れにさからわず、舵を取るような構えのことだろう。体は人生のお荷物だと言うのは逆、体は人生を渡るための舟なのである。
病気の1つや2つあるものだから、当たり前、むしろ病気の1つも知らないと、人の心はひがなくなる。自分の若年を省みて、今はそんなふうに思う。(41歳からの哲学から)
大乗仏教では、私たちは大きな船に乗せていただくという考え方がありますが、このエッセイでは、健康を支える自分用の一艘の小舟をイメージしました。
どんな物も、メンテの継続が大切ですね。
コメント
> このエッセイでは、健康を支える自分用の一艘の小舟をイメージしました。
体が自分を活かしてくれる舟で、それが沈没しないように上手に操るってことですね。
> どんな物も、メンテの継続が大切ですね。
メンテなんて今までしたことがないので、ドックを始めとしてしっかり補修を続けていかないといけませんね。