①熱的低気圧は、春から夏の晴れた日などに、昼間の地表面の加熱に伴い中部山地帯などの内陸部に発生し、夜間には消滅する。正
熱的低気圧(ヒートロウ)とは、春から夏の晴れた日など、日射が強く地表がよく加熱される昼間に、中部山岳地帯などの内陸部で発生する局地的な低気圧のことです。
地表が温まるとその上の空気も暖められて軽くなり 上昇気流 が生じるため、周囲から空気が集まり地表付近の 気圧が下がります。
このため、昼間だけ 低気圧が形成され、日射がなくなる 夜間には消滅 します。
したがって、答えは 正 です。
②中部山岳地帯などで発生する熱的低気圧において、気圧が低下しているのは下層だけであり、その気圧低下量と気温上昇量との関係は、気体の状態方程式と静力学平衡の式でほぼ表現される。
熱的低気圧において、気圧が低下するのは海抜1〜2kmまでの 大気下層 に限られ、その気圧低下量と気温上昇量との関係は、気体の状態方程式 と 静力学平衡の式 でほぼ表現できます。
したがって、答えは 正 です。
③中部山岳地帯の谷や盆地では、谷風循環の補償流としての下降気流によって断熱昇温が起こるため、平野部に比べて気圧低下量が大きい。正
中部山岳地帯の谷や盆地では、日中に山の斜面が日射で加熱され、周囲よりも高温になるため、谷から山頂に向かって 谷風 が吹きます。この谷風の流れを補うために、谷や盆地では上空から 下降気流 が生じ、断熱圧縮 によって気温が 上昇 します。その結果、地表付近の気温が平野部よりも大きく 上昇 し、空気の密度が 小さく なることで、気圧がより 低下 します。したがって、中部山岳地帯の谷や盆地では、谷風循環の補償流としての下降気流によって断熱昇温が起こり、平野部に比べて気圧低下量が大きくなるので、答えは 正 です。
④夏季に地表付近が高温となることにより発達する積乱雲では、降水過程に氷粒子が関わらない「暖かい雨」であることが多い。誤
日本付近の夏季に発達する積乱雲では、地表付近が高温であっても、雲の上部は高度が高くなるため0℃以下 の領域が存在します。
このため、日本の積乱雲による雨は、一般に氷粒子を経由して降る 冷たい雨 となります。
一方、暖かい雨 とは雲全体が0℃以上 で氷粒子が関与しない場合に見られるもので、主に 熱帯 や 海上 で発生します。したがって、夏季に地表付近が高温となることにより発達する積乱雲では「暖かい雨」ではなく「 冷たい雨 」であることが多いので、答えは 誤 です。



コメント
> 熱的低気圧(ヒートロウ)
そのまんまですね。海外からやってきた言葉なんですかね?
気象予報士って、万国共通の資格じゃないですよね。