国営木曽三川公園

ドライブ

岐阜県と三重県と愛知県は、木曽川・長良川・揖斐川で県境になっているようです。時間があったので、そのシンボル的な存在、国営木曽三川公園に立ち寄りました。

ここは2年くらい前のブラタモリで紹介されたスポットです。

タワーからの眺め 真ん中岐阜県 左が愛知県 右が三重県

国営木曽三川公園(木曽川、長良川、揖斐川)の治水における意義は、単なるレクリエーションの場の提供にとどまらず、「日本最大級の治水事業の歴史を保存・継承する」という極めて重要な役割を持っています。
その核心となる意義は、主に以下の3つの観点から整理できます。

  1. 宝暦治水から続く「治水の歴史」の保存
    この地域は、江戸時代の「宝暦治水」における薩摩藩の多大な犠牲や、明治時代のヨハネス・デ・レーケによる「三川分流工事」など、日本の治水技術が飛躍的に発展した象徴的な場所です。
  • 歴史的教育: 公園内の「水と緑の館」などを通じ、かつての「輪中(わじゅう)」での暮らしや、先人たちがどのように水害と戦ってきたかを視覚的に伝えています。
  • 治水遺産の保護: デ・レーケの指導による石組みの堤防や分流施設が今も残されており、それらを「公園」として整備することで、貴重な土木遺産を破壊から守り、後世に伝える役割を果たしています。
  1. 輪中文化のアイデンティティの継承
    木曽三川の下流域は、集落を堤防で囲む「輪中」という独特の生活様式が発達しました。
  • 防災意識の啓発: 常に水害の脅威にさらされていた地域の人々が築いた「掘り上げ田」や「水塚(みづか:避難用の高台)」などの知恵を展示することで、現代の来園者に対しても防災・減災の重要性を再認識させる意義があります。
  • 共生モデルの提示: 水を排除するだけでなく、水と共にどう生きるかという「水郷文化」の価値を広めています。
  1. 広域的な避難・防災拠点としての機能
    国営公園としての広大な敷地は、災害時において実利的な機能も果たします。

河川環境のモニタリング: 公園として一体管理されることで、三川が合流・近接する複雑な地形の維持管理がスムーズになり、結果として河川全体の治水能力の安定に寄与しています。
まとめ
国営木曽三川公園は、「過去の治水の苦闘を忘れず、現代の防災に活かすための生きた教科書」としての意義が非常に大きい場所です。

大規模避難スペース: 洪水や地震などの大規模災害時、周辺住民や移動中の人々が避難できるオープンスペースとして機能します。

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