昨夜は、倶知安のトリフィートホテル(3回目)に泊まりました。今回は、2食付きで2人で14,000円ですからとても安いのではないかと思います。
ここに泊まり、早朝の羊蹄山一周がルーチンになったようです。今頃の季節、雲のない羊蹄山はあまり見ることはできませんが、時々刻々と変わるその姿を見るのもおもしろいものです。
今日は、典型的な傘曇を見ることができました。山の斜面に沿って上昇した空気塊は、徐々に温度を下げ飽和し、頂上上空で細かい水滴…これが雲の実態…になる。そして、上昇流と重力のバランスの取れた位置に留まっている状態ですね。
気象での学びをもとにすると、そういうことになります。富士山など独立した成層火山には、笠雲とかレンズ雲とか、そういう雲ができる場合がありますね。
笠雲やレンズ雲の成り立ちを教えてください。
とてもいいテーマですね。
**笠雲(かさぐも)やレンズ雲(れんずぐも)は、どちらも山岳波などによってできる「山岳波性の雲」**です。
しくみを順を追って説明します。
🌬️ 成り立ちの基本メカニズム
- 安定した大気が山を越える
- 大気が「安定」している(=空気が上に持ち上げられるとすぐに戻ろうとする状態)。
- 風がある程度強いと、山の風上側で空気が強制的に上昇し、山の背後に「波」が発生する。
- 波状運動(山岳波)が生じる
- 山の風下に上昇と下降を繰り返す波(大気重力波)ができる。
- 波の山で空気が冷え、凝結する
- 波の上昇部分で空気が断熱膨張し、冷えて飽和水蒸気量が下がる。
- 含んでいた水蒸気が凝結し、雲粒ができる。
- 波の谷で蒸発する
- 波の下降部分では空気が圧縮されて昇温し、雲が蒸発する。
この結果、波の「山」にだけ雲が帯状に現れ、波の「谷」では消えます。
☁️
笠雲(Cap Cloud / Lenticular Cap Cloud)
- 山頂や火山の上に「帽子のようにかぶさる」形。
- 風が山を越えるとき、山頂付近で上昇して雲が生じる。
- 風が続くと、雲の位置は山の上に固定されるように見える(雲自体は内部の空気が入れ替わっている)。
🗻 代表例
- 富士山の笠雲
- 高い独立峰でよく見られる
☁️
レンズ雲(Lenticular Cloud)
- 山の風下にできる「レンズ形・皿形」の雲。
- 笠雲と同じ山岳波で生じるが、山から離れた位置の波の上昇域に形成される。
- ときに「多重レンズ雲」となり、何層も積み重なって見える。
✨ 見た目の特徴
✅ 動かないように見える(固定した波の頂にできるため)
✅ 非常に滑らかで規則的
✅ 日没・日の出に赤く染まると美しい
🌡️ ポイント
- 発生条件
- 安定層(上昇気流が抑えられる層)が存在する
- 山を越える比較的強い風(5~15m/s以上)
- 十分な湿り気
- 予兆としての意味
- 上空の強い風(ジェット気流など)が吹いているサイン
- 天候変化(前線接近など)の兆候であることも
もし詳しい流体力学的な説明(ブナール波・リチャードソン数など)も知りたければ、さらに掘り下げます!



コメント
> 今回は、2食付きで2人で14,000円ですからとても安いのではないかと思います。
2食付きですからね。
一人当たりに換算したら7千円ですね。リーズナブルな価格だと思います。
> 今日は、典型的な傘曇を見ることができました。
こんな感じで山の周りをぐるっと取り囲む雲は見たことないですね。
気象について興味がある人が見ると気づきやすいのかも知れません。