51回 問8 傾圧大気🟢🟢🔴
問8 傾圧大気について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から一つ選べ。
- (a)中高緯度の傾圧大気では,鉛直方向に地衡風のシアーが存在する。🟢
- (b)中緯度の傾圧性が大きい大気中で最も速く発達する傾圧不安定波の東西方向の波長は,数百km程度である。🟢
- (c)傾圧大気で傾圧性が大きくなると,有効位置エネルギーが増大する。🔴
- (a)鉛直方向に地衡風のシアーってのは、同じ地点で中層と上層で、地衡風の速さが違うってことです。よって、『正』
- (b)傾圧不安定波の東西方向の波長とは、温帯低気圧の大きさ。温帯低気圧の大きさは1000km以上であることは明白ですから、数百km程度であるとの表現は正しくない。よって、『誤』
- (c)この位置エネルギーが温帯低気圧発生から発達への有効位置エネルギーになります。よって、『正』
- 正解は、②
52回 問8 大規模な大気現象 サービス問題🟢🟢🟢
問8 大規模な大気現象について述べた次の文(a)~(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から一つ選べ。
- (a)低緯度域のハドレー循環は,主に東西方向に熱を輸送している。🟢
- (b)発達中の温帯低気圧の東進にともない,対応する気圧の谷の西側では冷たい乾燥した空気が上昇し,東側では暖かい湿った空気が下降する。🟢
- (c)温帯低気圧は極向きに熱を輸送し,その結果,極と熱帯地方の間の平均的な南北方向の温度傾度を強化している。🟢
- (a)ハドレー循環は、南北方向に熱を輸送している。よって、『誤』
- (b)西側で冷たい乾燥した空気は下降し、東側で湿った暖かい空気は上昇する。よって、『誤』
- (c)温帯低気圧は「南北方向の温度傾度を弱めるために存在してる。よって、『誤』
- 正解は⑤

53回 問8 メソスケールの運動~大雨予報に欠かせないマルチセル型の知識 🟢🟢🟢🟢🟢
問8 図は,複数の降水セルから構成されるメソ対流系の移動を模式的に説明したものである。この図に関する次の文章の空欄(a)~(e)に入る適切な語句の組み合わせを,下記の1~5の中から1つ選べ。
図の太実線の楕円はある時間間隔で描いた(a)🟢のメソ対流系を表し,細実線の楕円は個々の降水セルを示している。図の左上の矢印の Vpは対流圏(b)🟢の風を,Vsは対流圏(c)🟢の風を表している。個々の降水セルは対流圏(b)の風の方向に移動し,一方,(d)🟢で降水セルが消滅し,(e)🟢で新しい降水セルが発生するため,このメソ対流系全体は白い矢印の方向に移動する。


- (a)スーパーセルは1つの巨大な積乱雲のことだし、マルチセルは組織化された積乱雲のことですよね。マルチセル型
- (b)メソ対流型の移動方向は、対流圏中層の風の進む方向ですよね!中層
- (c)下層風か中層風かって聞かれてる問題だから、中層風じゃないなら下層風ですね。下層
- (d)積乱雲が消えていくのは、下層風の風下側ですよね!北端
- (e)新しい積乱雲が生まれるのは、下層風の風上側でしたよね!南端
- 正解は、①
54回 問8 中緯度の温帯低気圧が発達し,その発達過程が終了した段階における特徴🟢🔴🟢
問8 中緯度の温帯低気圧が発達し,その発達過程が終了した段階における特徴について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)対流圏上層に,切離した低気圧があることが多い。🟢
- (b)南半球においては,発達時に上空に向かって東に傾いていた気圧の谷の軸がほぼ鉛直となる。🔴
- (c)地上低気圧の上空には,対流圏界面の高度が周囲より低いところがある。🟢
- (a)温帯低気圧の発達期が終わった時、対流圏上層に切離した低気圧・・・あること多いよね!よって、『正』
- (b)傾きの方向は南半球でも西 よって、『誤』
- (c)低気圧の上空は、気層ごと対流圏界面も下がっている(成層圏が落ちてきてる?)よって、『正』
- 正解は③


55回 問8 大気による熱の北向き輸送量の緯度分布 低緯度熱輸送のピークはハドレー循環🟢🟢🟢🟢🟢 よく考えましょう!
問8 図は,年平均した大気による熱の北向き輸送量の緯度分布を示したものである。この図について述べた次の文章の空欄(a)~(e)に入る語句や記号の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
大気による顕熱輸送はほぼ極向きであり,高緯度ではその輸送量は極に近づくほど小さくなっている。つまり高緯度の大気を(a)していることがわかる。図のB,Cの緯度付近を極大·極小とする大気による顕熱輸送は,主に(b)によって担われ,A,Dの緯度付近を極大·極小とする大気による顕熱輸送は,主に(c)によって担われている。一方,大気による潜熱輸送をみると,図の(d)付近では蒸発した水蒸気が南北両方向へ輸送され,図の(e)付近では水蒸気が収束している。


- (a)加熱
- (b)20°付近ハドレー循環
- (c)傾圧不安定
- (d)破線が「北半球は北方向・南半球は南方向」に潜熱の輸送が始まるところを答えます。PとR
- (e)問題文より「(e) 付近では水蒸気が収束している。」なので・・Q
- 正解は①学科一般~過去問私的解説&ヒント~第55回気象予報士試験 | ページ 8 | 晴ノート(はれのーと)
56回 問8 北半球における発達期の温帯低気圧🟢🟢🟢🔴
問8 北半球における発達期の温帯低気圧について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)低気圧周辺の相対的に高温の領域では北よりの風で上昇流,低温の領域では南よりの風で下降流となっている。🟢
- (b)地上の低気圧の中心は上層の気圧の谷の東側にある。🟢
- (c)低気圧は南北温度傾度の大きい偏西風帯で発達し,熱を高緯度に運んでいる。🟢
- (d)低気圧の発達には水蒸気の凝結による熱エネルギーの供給が不可欠である。🔴
- (a)相対的に高温の領域って前線の南側のこと、ということは「南寄りの風」よって、『誤』
- (b)西側にある。よって、『正』
- (c)温帯低気圧は、相対的に冷たい空気と暖かい空気の位置エネルギーを運動エネルギーに変えて発達します。よって、『正』
- (d)理論上全く水蒸気がなかったとしても、温帯低気圧は発達できる。よって、『誤』水蒸気の凝結による熱エネルギーの供給が不可欠なのは、熱帯低気圧ですね。
- 正解は⑤学科一般~過去問私的解説&ヒント~第56回気象予報士試験 | ページ 8 | 晴ノート(はれのーと)

57回 問8 物理量の次元 単位の表現方法🟢🟢よく考えましょう!
問8 一般に,物理量の次元は質量をM,長さをL、時間をTとするとMaLbTCの形式で表すことができる。例えば,重力加速度の次元はM0L1T-2となる。気圧およびコリオリパラメータの次元をこの形式で表すとき,a,bおよびcの数値の組み合わせとして適切なものを,下記の1~5の中から1つ選べ。

- (a)気圧は、Pa。1パスカルはN/m2。Nはkg・m/s2 よって、aは質量、bは長さ、cは時間の次元
- 「 1Pa(パスカル)= 1Nm-2 = 1kgm-1s-2」、1,1,ー2
- (b)コリオリパラメータf = 2ΩsinΦで単位は/sなので、c=ー1
- 正解は④学科一般~過去問私的解説&ヒント~第57回気象予報士試験 | ページ 8 | 晴ノート(はれのーと)
58回 問8 ブロッキング高気圧は長寿 陰陽ブロッキング🟢🟢🔴🟢
問8 中高緯度偏西風帯のジェット気流が大きく南北に蛇行·分流し、その状態が概ね一週間以上の長い期間にわたって続くときに見られるブロッキング高気圧について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)ブロッキング高気圧が発生すると、周辺を含めて同じような気圧配置が長期間続き、長雨や高温などの異常天候が起こりやすい。🟢
- (b)ブロッキング高気圧が発生するときには、低緯度側に切離低気圧を伴うことがある。🟢
- (c)地形の影響により南半球よりも北半球の方がブロッキング高気圧が発生しやすい。🔴読み違い
- (d)ブロッキング高気圧は東西方向に数100km~1000km程度の広がりを持つ停滞性の現象である。🟢
- (a)梅雨時期〜夏季にオホーツク海高気圧が形成され、長く居座り北日本の天気に影響することがあります。あれもブロッキング高気圧です。よって、『正』
- (b)陰陽ブロッキングよって、『正』

- (c)大陸や海洋上の加熱、ヒマラヤ山脈、チベット高原など山岳の影響で、北半球の方が南半球よりジェット気流が蛇行しやすい・・ブロッキング高気圧が発生しやすいです。よって、『正』
- (d)ブロッキング高気圧の水平スケールは、数1,000km〜10,000kmくらい。よって、『誤』
- 正解は①学科一般~過去問私的解説&ヒント~第58回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)

59回 問8 温帯低気圧 気圧の谷の傾き🟢🔴🔴
問8 温帯低気圧について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)発達中の温帯低気圧では、極向きに熱が輸送されており、気圧の谷の軸は上空ほど東に傾いている。🟢
- (b)発達中の温帯低気圧では、暖かい空気が上昇し、冷たい空気が下降することに伴い、環境場の有効位置エネルギーが増加している。🔴
- (c)発達しきった最盛期の温帯低気圧の上空では、対流圏界面が周囲より高くなっている。🔴
- (a)極向きに熱を輸送しているが、気圧の谷の軸は上空ほど西に傾いています。よって、『誤』
- (b)位置エネルギーを運動エネルギーに変換しているので有効位置エネルギーは現象。よって、『誤』
- (c)最盛期の温帯低気圧の上空では、周囲より気圧が低くなっているので、対流圏界面が周囲より低くなっている。よって、『誤』
- 正解は⑤学科一般~過去問私的解説&ヒント~第59回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)

60回 問8 等圧面、等温位面、地衡風の風向·風速の関係
問8 図は、北半球における静力学平衡及び地衡風平衡が成立しているの、ある高度の範囲における南北鉛直断面である。実線は等圧面、破線は等温位面を、また◯×と⊙はそれぞれ西風と東風の地衡風を表し、その大きさで風速の大小を示している。図(a)~(e)のうち、等圧面、等温位面、地衡風の風向·風速の関係が正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。


- ①「破線は等温位面」であることに着目。対流圏における一般的な温位の鉛直分布は高度につれて高くなる。つまり南側に向かうほど気層の平均気温が高い。大気の傾圧性と地衡風《第60回試験・一般・問8》(考察編) | 気象予報士 瀬戸信行の 「てるてる風雲録」
- 層厚に着目すると、南側が厚い北半球なので…地衡風の風向は気圧が高い方が右手になる。等圧面を表した実線と等温位面に着目すると、静力学平衡及び地衡風平衡が成立している大気なので、
- よって、①
- 誤答の例 ①等圧面を表した実線と等温位面に着目すると、静力学平衡及び地衡風平衡が成立している大気なので、等圧面と等温位面は交差しないので、(a)・(e)が除外される。
- ②地衡風の向きを考える。北半球なので…地衡風の風向は気圧が高い方が右手になる。(c)がよさそう。風速も高度が高いところが大きいので、条件に合っている。(c)
学科一般~過去問私的解説&考察~第60回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)
61回 問8 熱収支 北緯40°以北の熱収支 水蒸気の南北輸送 海洋の熱輸送
問8 図は年平均した大気と海洋による南北熱輸送量の緯度分布を示したものである。この図に示される、大気と海洋による南北熱輸送について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)北緯40°付近よりも高緯度の、大気と海洋による北向きの全熱輸送量が極に向かって減少している領域では、大気と海洋は全体として南北熱輸送により加熱されている。
- (b)亜熱帯高圧帯では蒸発量が降水量よりも多く、蒸発量と降水量の差のほとんどは、水蒸気としてハドレー循環により熱帯収束帯に向かって輸送されている。
- (c)海洋では、海流により高温の海水が低緯度から高緯度に、低温の海水が高緯度から低緯度に運ばれることにより、低緯度から高緯度に熱が輸送されている。


- (a)北緯40°付近から極側は、全体として南北熱輸送によって加熱されている。よって、『正』
- (b)亜熱帯高圧帯は緯度20°〜30°くらい。ハドレー循環による下降気流のエリアです。
- 降水量より蒸発量が多いのはその通りなのですが、蒸発量と降水量の差のほとんどは、中緯度帯にも輸送されて温帯低気圧からの降水の素となっています。よって、『誤』
- (c)説明はいらない。よって、『正』
- 正解は③学科一般~過去問私的解説&考察~第61回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)
62回 問8 大気循環の構造 ハドレー循環の下降流域 傾圧不安定波の水平スケール フェレル循環の上昇域・下降域
問8 地球大気の風や温度などの物理量を経度方向に帯状平均した子午面内における大循環の構造について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)ハドレー循環の下降流域は、1年を通じて緯度40度から50度付近にあり、この緯度帯では降水量が少ない。
- (b)フェレル循環は、水平スケールが10000kmを超える傾圧不安定波が成長する傾圧性の強い緯度帯に見られる。
- (c)フェレル循環は、高温域で下降し低温域で上昇する間接循環となっている。
- (a)ハドレー循環の下降流域は緯度20〜30度 よって、『誤』
- (b)傾圧不安定波の水平スケールはプラネタリー波の半分以下。約3000km〜5000kmくらい。よって、『誤』
- (c)「フェレル循環は、高温域で下降し低温域で上昇する間接循環となっている。」よって、『正』
- 正解は⑤学科一般~過去問私的解説&考察~第62回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)

63回 問8 東西風の緯度高度分布 亜熱帯ジェット気流の高度 亜熱帯ジェット気流の季節変化 冬季の寒帯前線ジェット気流
問8 経度方向に帯状平均した12月~2月の3か月平均の東西風の緯度高度分布に認められる特徴について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)亜熱帯ジェット気流の軸は、南北両半球ともに500hPa付近の高度に現れる。
- (b)12月~2月の北半球の亜熱帯ジェット気流は、6月~8月に北半球に現れる亜熱帯ジェット気流よりも風速が大きく、その軸はより高緯度に現れる。
- (c)北半球の寒帯前線ジェット気流の軸は、亜熱帯ジェット気流の軸よりも明瞭であり、北緯60度付近に現れる。
- (d)赤道周辺の下層では、ハドレー循環に伴う東よりの風が卓越している。
- (a)平均分布図では、亜熱帯ジェット気流は緯度30°くらいの12km付近(200hPa付近)に現れる。よって、『誤』
- (b)北半球にて、冬季に現れる亜熱帯ジェット気流は、夏季より風速が大きいのは正しいのですが、その軸はより低緯度に現れる。よって、『誤』寒帯前線ジェット気流の場合も同様に、冬季(12月〜2月)の方が風速が大きくなります。これは、冬季の北半球では温度傾度が強まり、結果として寒帯前線ジェット気流が強まるためです。また、軸の緯度については、亜熱帯ジェット気流ほどの顕著な変化はないものの、冬季にはやや低緯度寄りに移動する傾向があります。
- (c)冬季の寒帯前線ジェット気流は大きく蛇行するので、平均してしまうと明瞭ではなくなります。よって、『誤』
- (d)赤道周辺の下層では北半球でも南半球でも貿易風(偏東風)よって、『正』
- 正解は⑤学科一般~過去問私的解説&考察~第63回気象予報士試験・問8 | 晴ノート(はれのーと)




コメント
まだまだ続くんですね。
その頑張りに尊敬の眼差しです。
問題と答をHP上にアップする作業だけで、まだ全体の1/6くらいですね。
その後、自分自身に納得のいく説明をじっくりと書き加えていく予定です。
初受験は、できれば2025年の1月を目指したいですね。