ハドレー循環は、ブリューワー・ドブソン循環に含まれますか?それとも別物ですか?
ハドレー循環とブリューワー・ドブソン循環は別物です。ただし、両者は相互に関係していますが、スケールもメカニズムも異なります。
■ ハドレー循環(Hadley Circulation)
- 場所:主に対流圏(地表〜約10〜15km)
- スケール:緯度30度以下の低緯度域(熱帯〜亜熱帯)
- メカニズム:赤道付近で太陽により加熱された空気が上昇し、高緯度側へ流れ、下降して戻る大規模な子午面循環。
- 特徴:主に対流圏内の熱的な力学過程により駆動。
■ ブリューワー・ドブソン循環(Brewer–Dobson Circulation)
- 場所:主に成層圏(約15km〜50km)
- スケール:地球規模(赤道から極まで)
- メカニズム:熱帯成層圏で空気が上昇し、緯度の高い成層圏で下降する。駆動力は大気重力波や惑星波のブレーキング。
- 特徴:特にオゾンの輸送に重要な役割を果たす。
■ 関係性
- ハドレー循環は対流圏内の循環、ブリューワー・ドブソン循環は成層圏の循環であり、連続した1つの大循環ではありません。
- ただし、ハドレー循環の上部は成層圏に達することがあり、熱帯の上部対流圏〜下部成層圏で両者が接続・影響し合う領域があります。
結論
ハドレー循環はブリューワー・ドブソン循環に「含まれる」わけではなく、別個の大気循環システムです。ただし、一部の領域で相互作用があるため、研究上は関連づけて論じられることがあります。



コメント
> 学習メモ
ハドレー循環もブリューワー・ドブソン循環も、普通の人たちは耳にする(目にする)ことなどないんでしょうね。
気象庁もAI導入での予報を取り入れるようになったとか…。
こんな難しい気象予報士の資格なんていらなくなりませんかね。