誤答ピックアップ第1弾

めざせ気象予報士

いまさらですが、弱点克服を目指します。ドリルで誤答したものを、ピックアップし、いつでも読める状態をつくります。

14
地表面が日射で暖められると活発な対流が生じ、大気境界層内の鉛直方向の気温は…暖められた空気は上昇すると温度が下がるので、気温は一定にはならない。

温度は下がる、温位は緩やかに下がって上がる、相対湿度は上がって下がる、混合比はゆっくり下がってから下がる、風速は上がる。

19
大気中の水蒸気量は場所や時間により大きく変動するが、気温が高いほど多い。一般に地表面付近は気温が高いため、水蒸気の質量比は、地表面付近で最も大きくなる。

49
熱力学第一法則より、空気塊に加えられる熱量(⊿Q)、空気塊が行う仕事(⊿W)および内部エネルギーの増加(⊿u)は⊿Q=⊿W+⊿uの関係にある。このときの内部エネルギーの増加(⊿u)は、温度に依存するため、定積比熱(ていせきひねつ)(Cv)を用いて⊿u=Cv⊿Tと表される。

58
対流圏では高度が上がるとともに通常は気温が低くなるが、高度が上がるとともに気温が高くなる逆転層が生じることがある。逆転層では、上に暖かくて軽い空気、下に冷たくて重い空気の分布となっているので、非常に安定している。

68

A点の未飽和の空気塊を持ち上げると、乾燥断熱減率で上昇しB点の持ち上げ凝結高度で飽和に達する。B点より上は湿潤断熱減率で上昇しC点の自由対流高度で周囲の空気の温度と同じになる。C点より上は自らの浮力で上昇しE点の平衡高度で再び周囲の空気の温度と同じになり、空気塊は浮力を失う。
ABCで囲まれた領域の面積を対流抑制(CIN)という。C点より下では空気塊の温度は周囲の空気の温度よりも低く、CINは空気塊をC点の自由対流高度まで持ち上げるために必要なエネルギーの大きさを表している。CINの面積が大きいほど、空気塊をC点まで持ち上げるためのエネルギーが多く必要なので、対流が発生しにくくなる
一方、CDEで囲まれた領域の面積を対流有効位置エネルギー(CAPE)といい、積雲対流が発達するためのエネルギーの大きさを表している。CAPEの面積が大きいほど、対流が発達する。CAPEがCINより大きいほど、大気の潜在的な不安定度は大きい。

96
低層から高層まで及ぶ暗灰色の雲で、連続的な雨や雪をもたらすのは乱層雲(らんそううん)(Ns)である。高積雲(Ac)は小さな塊(かたまり)状の雲が集まった中層雲で、「ひつじ雲」といわれる。

101
地球は太陽放射エネルギーを、地球の断面積(日射が当たる面積)であるπr2で受け取っている。

102
緯度φ(ファイ)における南中時の太陽高度角α(アルファ)は、太陽光線と地球の赤道面がなす角度をδ(デルタ)とすると、
α=90+δ-φ
δは春分と秋分で0度、夏至で+23.5度、冬至で-23.5度なので、α=90+0-60=30〔度〕а =90+б-ф

103
太陽放射エネルギーが最大になる波長は約0.5μm、地球放射エネルギーが最大になる波長は約11μmなので、これらの比は0.5:11となる。つまり、地球放射エネルギーが最大になる波長は、太陽放射エネルギーが最大になる波長の約22倍に該当する。

113
太陽放射量は低緯度で大きく高緯度で小さいが、長波放射量の緯度差は小さい。北緯80°で地球が受け取る太陽放射量は、地球が放射する長波放射量よりも小さい。

115
低気圧や高気圧などの運動の場合には、大気は静力学平衡の状態にあるので、気圧傾度力だけを考えればよい。
低気圧や高気圧では、鉛直運動は水平運動に比べて非常に小さくて鉛直加速度を無視できるので、静力学平衡の状態にあると考えてよい。つまり、水平方向の気圧傾度力だけ考えればよい。

120
コリオリ力Cは、質量をm、風速をV、地球の自転角速度をΩ、緯度をφとするとC=2mVΩsinφである。そのため、質量と風速が同じ場合は、緯度が大きい(高緯度)ほどコリオリ力は大きくなることがわかる。

127
旋衡風は、気圧傾度力と遠心力が釣り合った状態で吹く風である。気圧傾度力とコリオリ力と遠心力の3つの力が釣り合った状態で吹く風は傾度風(けいどふう)である。

134
北半球の中緯度の大気中で、地表付近の地衡風が等圧線に対してαの角度で吹いている場合、摩擦力F=気圧傾度力P×sinα=コリオリ力C×tan(タンジェント)αの関係が成り立つ。

166
熱帯収束帯では、蒸発量よりも降水量のほうが多い。水蒸気の不足分は、亜熱帯高圧帯の過剰な水蒸気の一部が輸送されてくることで補われている。

174
等圧面高度が周囲より高いことは、等高度面では気圧が高い(低い)ことを意味する。

177
偏西風は、一般的に中高緯度の上空における東西方向の流れで近似できるが、南北方向の蛇行が大きくなると、ブロッキング型の流れとなり高低気圧の移動を妨げるため、高低気圧の東進速度は小さくなる。

179

発達期の積乱雲内では、強い上昇流による断熱冷却が起きて雨や雪などの降水粒子が形成されるが、強い上昇流に支えられているため、地上までは落ちてこない。降水粒子が形成されるときに放出される潜熱で、雲内の温度が周囲よりも高くなり、浮力が生じて雲はますます成長し、短時間で雲頂が対流圏界面付近にまで達する。

185
日の出から3~4時間後に吹き始める海風の強さが5~6m/sで海岸から100kmに達することもあるのに対して、日没から1~2時間後に吹き始める陸風の強さは2~3m/sである。また、反流の高さも海風のほうが高い。

192
台風の目の領域は最も気圧が低い部分だが、下降流になっているので降水はなく、風も弱い。

257
気象に関する特別警報は、大雨特別警報、大雪特別警報、暴風特別警報、暴風雪特別警報の4種類である。(令5条)

258
気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報業務を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければならない。(法17条1項)よって、都道府県知事が高潮予報を行うには、気象庁長官の許可が必要である。

263
予報業務の許可は、目的と範囲を定めて行う。予報の対象区域は範囲に含まれるので、変更する場合は許可基準を満たしているかどうかの審査を受け、事前に気象庁長官による変更の認可を受ける必要がある。(法19条)

268
予報業務許可事業者に課せられている、予報業務の目的および範囲に係る気象庁の警報事項の予報業務の利用者への伝達は、義務ではなく任意規定であり、当該事例における罰則規定は存在しない。

277
予報業務の許可を受けた者が迅速に利用者に伝達するように努めなければならないのは、警報事項だけである。この規定に注意報は含まれていない。(法20条)

281
予報対象区域ごとではなく、事業所ごとに規定されている。法17条1項の予報業務の許可を受けた者は、1日当たりの現象の予想を行う時間に応じて「8時間以下:2人」、「8時間を超え16時間以下:3人」、「16時間を超える時間:4人」以上の専任の気象予報士を現象の予想を行う事業所ごとに置く必要がある。(則11条の2)

300
災害の拡大を防止するために特に必要があると認めるときに、必要と認める地域の必要と認める居住者等に対し、避難のための立退きを指示することができるのは市町村長である。(災対法60条1項)

308
気象の状況に火災の予防上危険がある場合に気象庁長官などが通報しなければならないのは、都道府県知事である。なお、この通報を受けた都道府県知事は、それを直ちに市町村長に通報しなければならない。(消防法22条1項)

328
推計気象分布は、アメダスや気象衛星の観測データなどをもとに天気、気温、日照時間の分布が、1km四方のメッシュの細かさで視覚的に把握できる情報である。天気は晴れ、くもり、雨、雨または雪、雪の5種類、気温は0.5℃ごと、日照時間は0.2時間ごとのそれぞれの単位で表し、1時間ごとに更新される。

337
ラジオゾンデ観測は1日に2回、協定世界時の0時と12時(日本時間の09時と21時)に、世界中の観測所で一斉に行われている。

346
ウィンドプロファイラの観測可能高度は、水蒸気の多い夏では高く、乾燥して水蒸気の少ない冬では低い。

382
シーラスストリークは、ジェット気流の低緯度側(南側)において、ジェット気流と平行方向にのびる帯状の巻雲である。

390
格子点値は、不規則に分布する観測データを客観的な方式で処理した格子点付近の空間の代表値である。このように、観測データから格子点値を推定する過程を客観解析という。

412
全球モデルでは弱い降水を広めに予想する傾向があるが、メソモデルでは地形や収束などの強制力が強いときに強い降水を集中させる傾向があるなど、予測結果の特徴的な違いが現れることがある。これは、全球モデルとメソモデルでは異なるモデルを用いており、各モデルの格子間隔や力学過程の違いに加えて、積雲対流過程などの物理過程が異なっていることが原因と考えられる。

423
数値予報モデルの予報変数は、気圧、気温(温位)、風向・風速、比湿の4要素である。相当温位は気温、比湿から求める。

428 メソスケールのじょう乱の追跡に利用できない。
鉛直p速度はどの高度においても保存量(時間変化をせず常に同じ値をとる物理量)ではないので、現象の追跡に利用することはできない。

493
性質が異なる気団の境界の暖気側の縁を前線面といい、境目の層を転移層という。転移層が地表面と交わる暖気側の縁を前線という。

433
700hPa面は高度約3000mであり、700hPa面の湿数の分布から予想される湿潤域の分布は、中・下層雲の広がりの解析・予測に用いられる。

466
気象庁の実況天気図のうち、3、9、15、21時の観測データについては、気象庁の担当海域(赤道~北緯60度、東経100度~東経180度)の警報事項や観測データ(気温、露点温度、風向・風速、雲形雲量(うんけいうんりょう))を英語や記号で付記し、アジア地上天気図として発表している。

494
温暖前線が近づくと気温と湿度は高くなるが、気圧は低下する。

504
台風は、平均風速が15m/s以上の強風域の半径によって「大きさ」が、最大風速によって「強さ」が階級分けされる。

529
1か月予報では、週別(1週目、2週目、3・4週目)の平均気温と、向こう1か月の平均気温、合計降水量、合計日照時間を、平年値と比べ、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3階級に分け、各階級が出現する可能性が確率で示されている。

539
ヨーロッパに負偏差域、東経90度付近に正偏差域、極東域に負偏差域があって超長波スケールの偏差パターンが卓越している。また、日本付近は高度場の谷となっており、シベリアからの寒気が流れ込むので寒い冬となる。

※陰影部分:負偏差域

543
おろしは、ボラや山脈にあたった気流によって生じた山岳波が、風下側の山麓に強風となって吹き降りる現象である。ボラや山岳波は大気の成層状態が安定なときに発生する。

544
おろしもフェーンと同様に、斜面を吹き降りるときには断熱昇温によって気温が上昇する。しかし、おろしはもともと低温なので、断熱昇温しても斜面の下の気温まで上がらない。

552
ダウンバーストは、大気の不安定度が強いときに、成熟期の対流雲(積乱雲)からの強い下降流が地上に達して周囲に吹き出す突風で、強雨やひょうを伴うことがある。その被害域は、円または楕円となることが多い。

583
顕著な大雨に関する気象情報は、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で実際に降り続いている状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報である。警戒レベル相当情報を補足する情報として、警戒レベル4相当以上の状況で発表される。

585
気象庁は、警報級の現象が5日先までに予想されているときに、その可能性を早期注意情報(警報級の可能性)として[高]、[中]の2段階で発表している。[高]は警報を発表中、又は警報を発表するような現象発生の可能性が高い状況、[中]は[高]ほど可能性は高くはないが、命に危険を及ぼすような警報級の現象となりうる状況を表している。

589
集中豪雨は、同じ場所で積乱雲が次々に発生・発達を繰り返し、数時間で100~数100mmを記録する雨で、土砂災害などの災害をもたらす。

595
晩春から初夏にかけておりる霜は、通常の霜の時期より遅れるのでおそ霜といい、通常よりも早い秋におりる霜をはや霜という。どちらの霜も農作物に被害をもたらす。

611
下の2×2分割表によると、捕捉率は50%以上である。

617
気象庁は、降水、降雪、気温、風、天気、発雷確率、湿度、視程の天気予報ガイダンスを作成している。

629
降水確率を小数点表示でPとして、費用(C)と軽減される損失(L)の比(コスト・ロス比:C/L)について、C/LPの場合には対策を講じないとすると、経済的利益は最大となる。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    > 誤答ピックアップ第1弾

     けっこうな数があったんですね。
     第2弾もあるってことですよね。

     ホント残り(ゴールまで)少なくなってきちゃいましたね。
     お盆休みなんてとっている場合じゃないですね。