降水ナウキャストと高解像度降水ナウキャスト

気象予報士試験に、降水ナウキャストという表現と高解像度降水ナウキャストという表現がありました。違いを解説してください。

結論:
「降水ナウキャスト」は 1km格子・1時間先までの予測 を行う従来型の短時間降水予測であり、「高解像度降水ナウキャスト」は 250m格子・30分先までのより精密な予測 を行う改良版です。両者は解像度・予測手法・対象時間に違いがあります ai-earthsystem-lab.com jmbsc.or.jp pedia.3rd-in.co.jp JRC 日本無線株式会社


🌧 降水ナウキャストの特徴


🌧 高解像度降水ナウキャストの特徴


📊 違いのまとめ

項目降水ナウキャスト高解像度降水ナウキャスト
運用開始2004年2014年
解像度1km格子250m格子(30分先まで)、35~60分先は1km格子
更新間隔5分ごと5分ごと
予測時間最大1時間先最大1時間先(ただし精密予測は30分まで)
手法レーダー+雨量計補正、雲移動の外挿レーダー+XRAIN+雨量計+高層観測、3次元解析+対流予測モデル
強み広域の降水把握ゲリラ豪雨など局地的強雨の予測精度向上

まとめると
試験で出てくる「降水ナウキャスト」は従来型の 1km格子・外挿予測
「高解像度降水ナウキャスト」は 250m格子・3次元解析+対流モデル を使った精密版です。

この違いを押さえておくと、試験問題で「どちらがより細かいか」「どちらが積乱雲の発生予測に対応しているか」といった問いに対応できますね。

Sources: ai-earthsystem-lab.com jmbsc.or.jp pedia.3rd-in.co.jp JRC 日本無線株式会社

XRAINとは?

XRAIN(エックスレイン)とは、国土交通省が運用する高性能レーダ雨量計ネットワークで、豪雨やゲリラ豪雨を高精度・リアルタイムに観測するためのシステムです ウィキペディア


🌧 XRAINの概要

  • 正式名称:eXtended RAdar Information Network
  • 目的:集中豪雨や局地的な大雨を迅速に捉え、防災・避難活動に役立てる
  • 仕組み
    • 気象レーダから電波を発射し、雨滴による反射波を解析
    • 「点」で観測する雨量計と違い、「面」で広域的に雨量を把握可能
  • 特徴
    • 高分解能:250m間隔での雨量観測
    • 高頻度:1分単位で更新
    • リアルタイム性:ほぼ同時刻の降雨情報を提供
  • 使用するレーダ:XバンドMPレーダ(波長約3cm)を中心に、CバンドMPレーダ(波長約5cm)と組み合わせて観測範囲を拡大 国土交通省

📊 利点

  • ゲリラ豪雨の捕捉精度が高い
  • 都市部の局地的な豪雨災害に対応可能
  • 防災科学技術研究所の研究成果を基に整備され、2009年以降全国に展開
  • インターネット上でデータ公開され、自治体や民間企業も活用可能 ウィキペディア 国土交通省

🗾 背景

  • 2008年夏、神戸市や金沢市などで局地的豪雨による水難事故や氾濫災害が発生。
  • 従来の気象レーダでは捉えられなかった豪雨を、研究用XバンドMPレーダが正確に観測。
  • この有効性が確認され、国土交通省が主体となり全国に整備を進めた ウィキペディア

まとめ
XRAINは「従来の降水ナウキャスト」をさらに強化するための観測基盤であり、250m単位・1分更新の高精度雨量データを提供することで、ゲリラ豪雨や局地的水害への防災対応を大幅に改善しています。

Sources: ウィキペディア 国土交通省 国土交通省

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    > 「降水ナウキャスト」は 1km格子・1時間先までの予測 を行う従来型の短時間降水予測であり、
    > 「高解像度降水ナウキャスト」は 250m格子・30分先までのより精密な予測 を行う改良版です。
    > XRAINは「従来の降水ナウキャスト」をさらに強化するための観測基盤であり、250m単位・1分更新の高精度雨量データを提供する。

     いろいろあるものなんですね。

     自分は、「Yahoo!天気」の「雨雲レーダー」を利用しています。(笑)
     素人は、仕組みなど関係なく雨がいつ止むかとかこれから降るかが分かればいいので…。