
※この問題は、問題文が長くて驚き圧倒される感じがします。なので、取り組む前にモチベーションアが下がった感じです。しかし、これまで費やしてきた時間を考えると途中でやめるという選択肢はありませんので、ゆっくりでも前に進みます。
問3 図13は,石川県加賀地方を含む15日3時,9時,15時,21時,16日3時,9時を対象時刻とする GSM ガイダンス資料であり,それぞれ前3時間における天気(A),3時間降水量(B),1時間最大降水量(C),および発雷確率(D)の予想値である。これらおよび図6~図8を用いて天気予報に関する以下の問いに答えよ。
(1)天気予報で使用される気象庁予報用語のうち,「所により」および「時々」が使用される場合について述べた次の文章の空欄①②に入る適切な語句を答えよ。
「所により」は,現象の発現が予想される地域の合計面積が対象予報区全体の(①50%未満)のときに使用され,「時々」は,現象が断続的に起こりその現象の発現期間の合計時間が予報期間の(②1/2未満)のときに使用される。

(2)15日3時頃に,5時に発表する天気予報の内容を検討していると想定し,図13に基づいて,石川県加賀地方(範囲を図13A に赤色で示す)の天気予報に関する以下の問いに答えよ。
ただし,図13にない時間帯の取り扱いは,Aは前の時間の天気が持続するものとし,B, C,Dはそれぞれの図のデータを時間内挿するものとする。
また,天気予報文は,以下の【 】内の例にならい,下枠の中の予報用語のみを使用し,それらに必要に応じて助詞の付加および動詞の活用を行って作成するものとする。なお,これ以外の予報文の表現は気象庁予報用語に従うものとし,発雷確率は20%以上で発雷の可能性が高いものとする。

最初に、石川県加賀地方(範囲を図13A に赤色で示す)から、この範囲の天気予報をしたいのだということが分かります。
図13にない時間帯の取り扱いは,Aは前の時間の天気が持続するものとし,B, C,Dはそれぞれの図のデータを時間内挿するものとする。
Aは天気ガイダンス、Bは3時間降水ガイダンス、Cは1時間最大降水ガイダンス、Dは発雷確率ガイダンスを意味していることを確認しました。この段階で、「Aは前の時間の天気が持続するものとし,B, C,Dはそれぞれの図のデータを時間内挿する」の意味は分かりません。
最終的に、「天気予報の文を作成する」というのがゴールだということが分かってきました。そのための条件が天気予報文は,以下の【 】内の例【天気予報文の例: 晴れ時々曇り 所により雨 日中雷を伴い激しく降る】にならい,下枠の中の予報用語のみを使用し,それらに必要に応じて助詞の付加および動詞の活用を行って作成するものとする。なお,これ以外の予報文の表現は気象庁予報用語に従うものとし,発雷確率は20%以上で発雷の可能性が高いものとする。の部分に書かれているようです。
① 以下の文章は,図13Aの天気ガイダンスで「雨」予想となるのは,降水量に関するガイダンスがどのような場合かを説明したものである。この文章が適切な内容となるよう,空欄aはB~Dのいずれかを答え,bは数値を含む語句を答えよ。
図13Aの格子に対応する図13(a B )の数値が(b 1mm )の場合,「雨」予想となる。
さて、「数値が」と「雨」の文言からBの3時間降水ガイダンス天気ガイダンスに着目します。
1時間当たり1mm以上の降水があった場合「雨」…これは知識…なので、上のような穴埋めになります。
② 図13Cにおいて,15日9時に,加賀地方で1mmと2mmが予想されている2つのメッシュは,図13Bでは1mm未満が予想されており数値が異なっている。これは,図13Bは1メッシュ内の降水量の平均を予想しているためである。この2つのメッシュ内を対象にした天気予報を出すときに適切な天気予報文を,図13Aも参考にして簡潔に答えよ。

模範解答「曇り 所により雨」
③ 図13に基づき,15日6時から21時までの加賀地方の天気予報文を20字程度で述べよ。

- 自分の解答「日中曇のち 夜のはじめ頃から所により雨」
- 模範解答「曇り、所により雨 夜の初め頃雷を伴う。」
※あらあ、雷のことを外していました。「夜のはじめ頃:18時頃から21時のころ、雷?」なぜ18時なの?D:発雷ガイダンスが読めないとだめだということが分かります。ここで、問題文にあった「図13にない時間帯の取り扱いは,Aは前の時間の天気が持続するものとし,B, C,Dはそれぞれの図のデータを時間内挿するものとする。」が効いてくるんですかね。
このことは、何を意味しているのでしょう?
15日9時では
- Aの天気ガイダンスについては15日9時の天気が前3時間から持続するものとするので「曇り」
- Bの3時間降水量ガイダンスは1mm未満が4格子
- Cの1時間最大降水量ガイダンスは最大1mm/hが2格子
- Dは発雷が予想されていない
気を取り直して、15日6時から21時までの状況を確認します。
A:天気ガイダンス:6時のガイダンスはないのでですが、条件文から15日6時から21時「曇」

B:3時間降水量ガイダンス:対象予報区の格子数を8個と考えると、9時4格子、15時3格子、21時は1格子が「雨」
C:1時間最大降水量ガイダンス:対象予報区の格子数、9時に最大1mm/h以上の値を示す格子が2格子、15時に6格子、21時に4格子で、時間帯を通して1時間降水量の最大は4mm/h
以上より(1)の考察の「現象の発現が予想される地域の合計面積が対象予報区全体の50%未満」という条件と(2)①の考察の「図13Aの格子に対応する図13Bの数値が1mm以上の場合、「雨」予想となる。」という条件とを照合させますと、ここまでの予報は「曇り 所により雨」ということになります。
D:発雷確率ガイダンスでは、「発雷確率は20%以上で発雷の確率が高いものとする。」とあり15日21時で、南側の2格子で20%以上が前3時間つまり18時に発生しているので、「夜の初めの頃」「発雷を伴う」(発雷確率:気象庁では20%以上の発雷確率がある場合、「発雷を伴う」と予報される)
よって、予報は「曇り 所により雨 夜のはじめ頃雷を伴う。」となります。

④ 図13に基づき,16日0時から9時までの加賀地方の天気予報文を20字程度で述べよ。
【天気予報文の例: 晴れ時々曇り 所により雨 日中雷を伴い激しく降る】

模範解答:「雨 所により雷を伴い激しく降る。」
(3)図13および図6~図8を用いて,15日から16日の午前にかけて,加賀地方の市町村
を対象に発表される可能性のある注意報を5つ答えよ。
模範解答:大雨注意報 洪水注意報 強風注意報 波浪注意報 雷注意報
※この問題は、さながら気象予報官の仕事という感じですね。とても難儀しました。



コメント
> 問題文が長くて驚き圧倒される感じがします。なので、取り組む前にモチベーションアが下がった感じです。
今回の問題と解説は、わかりやすく読めましたよ。
> この問題は、さながら気象予報官の仕事という感じですね。とても難儀しました。
こうやって天気予報を出すということが、とてもわかりやすく理解できました。
(他の勉強なんていらないから、これだけ分かれば天気予報ができるんじゃないかとさえ思いました。)