北海道東方沖で発生する海霧は移流霧

「移流霧は、暖かく湿った空気が冷たい地表面や海面上を流れるときに冷やされて発生する霧である。春から夏に北海道東方沖から三陸沖で発生する海霧は移流霧であり、長時間にわたって浮遊する。北日本にこの霧が流れ込んでくると冷害になりやすい。」

この文脈における「暖かく湿った空気」は、太平洋高気圧からの南東〜南寄りの風によって、本州南方から北上してくる海洋性の空気を指します。

具体的には以下のような流れになります:

◆ 発生メカニズムと空気の出所:

  • **初夏(春〜夏)**にかけて、太平洋高気圧が勢力を強めてくると、南東〜南風が東日本・北日本の太平洋側に吹き込むようになります。
  • この風が運ぶ空気は、**本州南方の暖かく湿った海上空気(海洋性熱帯気団:mT)**です。
  • その空気が、まだ海水温が低い北海道東方沖や三陸沖の寒流(親潮)の上を流れることで、下層から冷やされて露点に達し、霧(移流霧=海霧)が発生します。

◆ 地理的に見ると:

  • 暖湿な空気の出所:
     → 本州南方〜小笠原諸島周辺の海上(太平洋高気圧の縁辺)
  • 移流先:
     → 親潮の影響を受ける北海道東方沖〜三陸沖の冷たい海面上

◆ 結果として:

  • この霧は視程を悪化させるだけでなく、日射を遮って気温を上げにくくするため、特に農作物の生育に悪影響を与える → 冷害の原因になりやすいのです。

◆まとめ

要素内容
暖湿気の出所本州南方〜小笠原付近の海上(mT空気)
運ぶ風太平洋高気圧の縁辺流(南東〜南風)
冷却される場所北海道東方沖〜三陸沖の寒流(親潮域)
結果移流霧(海霧)発生 → 北日本に流入すると冷害の原因に

必要であれば図解も作成できます。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    > 日射を遮って気温を上げにくくするため、特に農作物の生育に悪影響を与える → 冷害の原因になりやすいのです。

     小学校ぐらいに習った気がします。
     その時は何も考えずにいたけど、ちゃんと理屈があるんですね。

     これっ、今回の試験で出そうなんですかね。