実技試験のためのメモ

めざせ気象予報士実技分野

現在、手元に、実技試験の過去問を12回分あります。今、2回分だけやったところで、立ち止まっています。このまま片っ端からどんどん進めるのもいいかもしれませんが、実技試験の全体像とそのポイントを理解してから進めるほうが、よいかと思い参考書を熟読整理しました。

実技試の全体像を知りたい

実技試験の問題を出題形式で分類すると
1 穴埋め問題 ASAS天気図の読み取り
2 記述問題
3 作図問題
(1)前線解析
(2)エマグラム解析
(3)ウインドプロファイラによる断面図解析
(4)気象衛星画像解析
4 計算問題

作図問題について
(1)前線解析の手順
①850hPa等温線集中帯に着目する。
 ・暖気側の縁を前線の位置と決め、風の水平シアーや上昇流域・湿潤域に着目し位置の微調整をする。
・閉塞段階にある低気圧の閉塞点は、等相当温位線集中帯の南縁が寒気側に折れ曲がったところに決める。
 ・そこは、500hPa渦度分布図では強風軸に対応する渦度0線のほぼ真下に位置し、700hPaの上昇流極大域や降水量極大域付近にあたる。

 ②850hPaの前線を決めたら、下のa: b: c: に注意して地上の前線を描く。
 a:前線面は上層に向けて寒気側に傾くので、地上の前線は850hPaの前線より暖気側にある。
  b:前線はトラフなので、地上のトラフに沿って描かれる。
  c:地上風の水平シアーや降水量予想域も考慮する。

 ③850hPa等温線集中帯に折れ曲がりが見られるときは、前線の折れ曲がり(キンク)を作ること。

 ④停滞前線は、前線を移動させる風が弱いため、気圧傾度が緩くなっている。
  等圧線が前線に平衡な場合、前線は停滞する。

 ⑤梅雨前線では、気圧傾度が小さく、下層での水蒸気量の水平傾度が大きい。
よって、850hPa等相当温位線集中帯に着目し、その南縁に850hPaの前線を描き、それをもとに地上前線を決める。

(2)エマグラム解析
 ①大気の安定度の判定(静的安定度・潜在安定度・SSI・対流安定度)
 ②逆転層・等温層⇔転移層(前線帯)との関係
※転移層について確認すること
③湿潤層(湿数3℃以下の気層)⇔雲層と対応する
 ④逆転層(前線性逆転層・沈降性逆転層・接地逆転層)
  ※逆転層について確認すること


(3)ウインドプロファイラによる断面図解析
 ①気層内での温度移流の判定
  ア 暖気移流:気層内で下層から上層にかけて風向の時計回りの変化(風向順転)
  イ 寒気移流:気層内で下層から上層にかけて風向の反時計回りの変化(風向逆転)
  ※「下層から上層にかけて」は、温度移流の判定結果を解答するときのキーワード

 ②前線面の解析とその通過判定
  ア 前線面の風向シアーに着目
    a:寒冷前線:南成分と北成分の風による風向シアーに着目
b:温暖前線:東成分と西成分の風による風向シアーに着目
  イ 前線面通過:前線の通過に伴い、前線面に沿って気層内の風向の急変が見られる。

(4)気象衛星画像解析
  ア 雲形の判別とその理由
  イ 温帯低気圧の発達段階
  ウ 台風の段階(発達期・最盛期・温低化)に見られる雲の特徴
  ①赤外・可視の組み合わせによる雲型判定
  ・バルジ
  ・テーパリングクラウド
  ・クラウドクラスタ
  ・ドライスロット
  ・トランスバースライン
  ・シーラスストリーク

  ②水蒸気画像の特徴とその解釈
  ・暗域
  ・明域
  ・暗化
  ・乾燥貫入
  ・ドライスロット
  ・バウンダリー
  ・ジェット気流
  ・トラフ
  ※どのような大気状態で発生したものか?
  ※他の図と関連付けて解釈する問題 


 ※この項目は、整形済みテキストで作成  参照「読んですっきりシリーズ」

まずは、「前線解析の手順」について、具体的に確認していきましょう。

コメント

  1. 金太郎パパ より:

    > 実技試験の全体像とそのポイントを理解してから進めるほうが、よいかと思い参考書を熟読整理しました。

     「熟読整理しました。」が、すごいですね。
     自分で使える言葉ってことで、その熟読度が高そうです。
     (内容を理解したということでないのは分かってます。)

    > 実技試の全体像を知りたい

     これで、またがんばれそうですね。