S22気象災害17問

  1. 雪による災害
      1. ①湿った雪が降ると鉄道や電力の施設への着雪害が発生することがある。着雪害は、豪雪地帯のみならず、温帯低気圧に伴う降雪によりそれ以外の地域でも発生することがある。正
      2. ②なだれはその発生形態から、表層なだれと全層なだれに分類される。全層なだれは、積雪が多くなる1月から2月の厳冬期に発生することが多い。誤
      3. ③日本海側では、雷日数は冬の方が夏より少なく、冬に雷害はほとんど発生しない。誤
  2. 高潮災害
      1. ④高潮災害は、台風や発達した低気圧の接近によって海水面が上昇し、海水が陸地に浸入した結果生じる災害である。正
      2. ⑤日本付近の平常時の潮位が1年の中で最も高い夏から秋の時期に台風に襲われると、ほかの時期よりも高潮の被害が発生しやすい。 正
      3. ⑥警報級の現象が5日先までに予想されるときに発表される早期注意情報(警報級の可能性)の要素には、高潮は含まれていない。誤
      4. ⑦ある地点で連続する波を1つずつ観測したとき、波高の高いほうから順に全体の1/3の個数の波を選び、これらの波高および周期を平均したものをそれぞれ有義波高、有義波周期と呼び、その波高と周期を持つ仮想的な波を有義波と呼ぶ。正
      1. ⑧霜害には、晩春から初夏にかけておりる「早霜」と、秋におりる「晩霜(遅霜)」による害がある。誤
      2. ⑨早霜や晩霜により農作物などの被害が発生するおそれのあるときに発表される霜注意報は、実施期間をきめて運用されており、隣接する府県予報区においても開始日や終了日が異なる場合がある。正
  3. 着雪と着氷
      1. ⑩地上付近の気温が氷点下のときに降ってきた雪片が、電線や架線などに付着して凍結する現象を着氷という。
  4. 夏期の低温害
      1. ⑪夏期における低温害は、平年に比べて低温の日が数日以上続いたときに発生し、主に農作物に被害をもたらす。正
  5. 風の強さと風速
      1. ⑫天気予報では、平均風速が15m/s以上20m/s未満の風を非常に強い風、20m/s以上30m/s未満の風を猛烈な風と表現している。誤
      2. ⑬冬季の日本海側では、寒気の移流によって対流雲が発生するが、夏季に発生する積乱雲と比べると雲頂高度が低いことから、竜巻が発生することはない。誤
  6. 雨の強さと降水量
      1. ⑭天気予報では、雨の強さは1時間の雨量に基づいて、弱い雨、強い雨、激しい雨の3段階に分けて表現される。
  7. 塩害
      1. ⑮台風に伴って海上から陸上へ向かって強い風が吹くと、海水の飛沫が陸上の地物や電線などに付着して塩害が発生することがある。一般に降水量が少ないほど塩害の程度は小さい。
  8. 融雪害
      1. ⑯多雪地域の斜面に積もった雪が、春先に降水や気温の上昇で融けて起こる全層なだれなどの被害を融雪害という。
      2. ⑰古い積雪面上に降り積もった新雪層が滑り落ちる表層なだれは、気温が低く降雪が続く厳冬期に多く発生するが、全層なだれと比べて被害範囲が小さい傾向がある。誤

雪による災害

①湿った雪が降ると鉄道や電力の施設への着雪害が発生することがある。着雪害は、豪雪地帯のみならず、温帯低気圧に伴う降雪によりそれ以外の地域でも発生することがある。正

着雪 とは、湿った雪が電線などの物体に付着することです。
もし、電線に着雪すると、送電線や通信線が断線したり、雪の重さによって鉄塔や電柱などが倒壊することがあります。また、鉄道の場合は、列車が積雪した線路を走行すると、風で舞い上がった雪が車両下部に付着し、大きな塊に成長します。この塊が振動で落下し、地上設備や車両、乗客に危害を及ぼす可能性があるため、速度を落とさなければならず、結果として電車の遅延が発生しやすくなります。
このような、着雪によって起こる災害のことを 着雪害 といいます。
では、着雪はどのようにして起こるのでしょうか?
それは、気温が関係しています。
気温が比較的高い場所(0℃前後)で降る雪は、少し融けて湿っていますので、その雪を構成している粒自体も大きいです。
このような雪を、湿った雪 とよび、ぼたん雪ともいいます。
逆に、気温が比較的低い場所(約-5℃以下)で降る雪は、さらさらして乾いており、その雪を構成している粒自体も小さいです。
このような雪を、乾いた雪 とよび、粉雪やパウダースノーともいいます。
一般に、湿った雪は、水分を多く含んでいる分重みがあり、物体に付着しやすいという性質があります。
これは水の表面張力により、雪の結晶が互いにくっついたり、物体の表面に付着しやすくなるためです。
一方、乾いた雪は、結晶が細かくて軽く、風で吹き飛ばされやすいため、物体に付着しにくいという性質があります。
このように、着雪は水の表面張力によって、湿った雪の付着性が高まることが要因の一つとなっています。
例えば、手が湿っていると紙などにくっつきやすくなるように、湿った雪は電線などに付着しやすいのです。
着雪は、弱風時に乾いた雪が着雪する「季節風型」と、強風とともに湿った雪が着雪する「低気圧型」に大別されます。
特に、南岸低気圧通過時の太平洋側の雪は、雪の温度が0℃付近という、温度が高い雪であることから、北海道や東北地方だけでなく、低気圧の通過経路である関東、関西以南でも低気圧型の着雪が発生しやすくなります。
ちなみに、着雪注意報は、着雪が著しく、樹木や送電線等に被害が予想される場合に発表され、概ね、大雪注意報の条件下で気温が−2℃より高い場合に発表されます。
したがって、着雪害は、豪雪地帯のみならず、温帯低気圧に伴う降雪によりそれ以外の地域でも発生することがありますので、答えは 正 です。

②なだれはその発生形態から、表層なだれと全層なだれに分類される。全層なだれは、積雪が多くなる1月から2月の厳冬期に発生することが多い。誤

なだれは、すべり面の違いによって、「表層なだれ」と「全層なだれ」の大きく2つのタイプに分けられます。
表層なだれ とは、古い積雪面に降り積もった新雪が滑り落ちるもので、気温が低くて降雪が続く1~2月の厳寒期に発生し、時速100~200kmで落下します。
全層なだれ とは、斜面の固くて重たい雪が、地表面の上を流れるように滑り落ちるもので、気温が上昇する春先の融雪期に発生し、時速40~80kmで落下します。
ちなみに、気象庁では、なだれが発生しやすい気象条件が予想されるときには「なだれ注意報」を発表して注意を呼びかけます。
表層なだれの場合は、その時点での積雪の深さの実況と予想される降雪量をもとに、
全層なだれの場合は、その時点での積雪の深さに加えて、気温や降水量の予報も考慮して発表するなど発表基準が異なっています。
したがって、全層なだれが多く発生する時期は「積雪が多くなる1月から2月の厳冬期」ではなく「気温が上昇する春先の融雪期」ですので、答えは 誤 です。

③日本海側では、雷日数は冬の方が夏より少なく、冬に雷害はほとんど発生しない。誤

冬の雷が日本海側沿岸で多い理由は、大きく以下の3つです。
① 寒気の流入
シベリアからの冷たい北西の季節風が日本海を越える際に、海面からの湿った空気と混ざり合い、大気の不安定性が高まります。
この不安定性によって雷雲が形成されやすくなります。
② 海からの湿った空気
日本海は冬季でも比較的温かいため、冷たい風が海を通過する際に海面から水蒸気を取り込みます。
この水蒸気が上昇して冷やされると、雷雲(積乱雲)が発生します。                ③ 山脈の影響
日本列島の地形、特に山脈が風を強制的に上昇させるため、さらに雷雲が形成されやすくなります。これは「地形性雷」という現象です。

これらの要因が組み合わさることで、冬の日本海側では雷が頻繁に発生します。
また、夏の積乱雲は、高さ10km以上の圏界面まで発達するのに対し、冬の積乱雲は、安定層(=高さとともに気温が大きく下がらない層)が上空にあるため、高さは3km〜6kmと低くなります。このため、雷が発生する高さも、夏の積乱雲より低くなります。落雷数も冬の方が極端に少なく、遠くにいてもゴロゴロと音が聞こえる夏とは違い、冬の雷は音もなく近づいてきます。落雷数が少ないというのは良いことのように思えますが、その分、一発の威力が強くなります。冬の雷は「一発雷」とも呼ばれ、夏の雷に比べて100倍以上の大きなエネルギーを持つことがあります。
この大きなエネルギーが、落雷によって大地へ流れると、地上の建造物に大きな被害を及ぼすこともあります。したがって、日本海側の雷日数は、冬の方が夏より「少なく」ではなく「多く」、雷害は「冬はほとんど発生しない」ではなく「冬でも発生しやすい」ので、答えは 誤 です。

高潮災害

④高潮災害は、台風や発達した低気圧の接近によって海水面が上昇し、海水が陸地に浸入した結果生じる災害である。正

高潮災害 とは、台風や発達した低気圧などに伴う 吸い上げ効果(気圧が下がって海面が吸い上げられる効果)と 吹き寄せ効果(強風により海水が海岸に吹き寄せられる効果)のために、海面が異常に上昇し、海水が陸地に浸入して起こる災害のことです。
高潮災害には、浸水 のほか、防潮堤・港湾施設などの損壊、船舶の流出 などがあります。したがって、答えは 正 です。

⑤日本付近の平常時の潮位が1年の中で最も高い夏から秋の時期に台風に襲われると、ほかの時期よりも高潮の被害が発生しやすい。 正

日本付近の海水温は 夏から秋 にかけて最も高くなり、海水が 膨張 することで平常時の潮位も1年の中で最も 高く なります。このため、この時期に台風が接近すると、もともと高い潮位 に加えて、台風の気圧低下による 吸い上げ効果 や、強風による海水の 吹き寄せ効果 の影響を受けるため、高潮の被害が他の季節よりも発生しやすくなります。
したがって、日本付近の平常時の潮位が1年の中で最も高い夏から秋の時期に台風に襲われると、ほかの時期よりも高潮の被害が発生しやすいので、答えは 正 です。

⑥警報級の現象が5日先までに予想されるときに発表される早期注意情報(警報級の可能性)の要素には、高潮は含まれていない。誤

期注意情報(警報級の可能性) とは、警報級 の現象が5日先 までに発生する可能性がある場合に気象庁が発表する情報です。
対象となる要素は、大雨、大雪、暴風(暴風雪)、波浪、高潮 の5つです。
したがって、早期注意情報(警報級の可能性)の要素には、高潮は「含まれていない」ではなく「含まれています」ので、答えは 誤 です。

⑦ある地点で連続する波を1つずつ観測したとき、波高の高いほうから順に全体の1/3の個数の波を選び、これらの波高および周期を平均したものをそれぞれ有義波高、有義波周期と呼び、その波高と周期を持つ仮想的な波を有義波と呼ぶ。正

ある地点で連続する波を1つずつ観測したとき、波高の 高い 方から順に全体の1/3の個数の波(例えば100個の波が観測された場合、高い方から33個の波)を選び、これらの波高および周期を平均したものをそれぞれ 有義波高、有義波周期 と呼び、その波高と周期を持つ仮想的な波を 有義波 と呼びます。
このように有義波は 統計的に定義された波 で、最大値や単純な平均値とも異なりますが、熟練した観測者が目視で観測する波高や周期に近いと言われています。
気象庁が天気予報や波浪図等で用いている波高や周期も有義波の値です。したがって、答えは 正 です。

⑧霜害には、晩春から初夏にかけておりる「早霜」と、秋におりる「晩霜(遅霜)」による害がある。誤

早霜(読:はやじも)とは、秋 に降りる霜のことです。一般に、9月から10月頃 に発生する霜が「早霜」と呼ばれます。早霜は、まだ農作物が 完熟していない時期 に発生するため、豆類や秋作物などに大きな被害をもたらすことがあります。
晩霜(遅霜)とは、晩春から初夏 にかけておりる霜のことです。
一般に、3月から5月頃 に発生する霜が「晩霜(遅霜)」と呼ばれます。
遅霜は、すでに農作物の 芽吹きや生育が進んだ時期 に発生するため、果樹・野菜・春作物などに大きな被害をもたらすことがあります。
したがって、「秋」にかけておりる「早霜」と、「晩春から初夏」におりる「晩霜(遅霜)」による害がありますので、答えは 誤 です。

⑨早霜や晩霜により農作物などの被害が発生するおそれのあるときに発表される霜注意報は、実施期間をきめて運用されており、隣接する府県予報区においても開始日や終了日が異なる場合がある。正

霜注意報の実施期間は 年や地域によって異なります。             
例えば、下図のように、令和6年の九州各県および山口県における晩霜に対する霜注意報の開始日は 隣接する府県予報区においても異なる ことが分かります。
これは、霜の発生時期が 地域により異なる ことや、農作物の作付や生育状況が異なる ことを踏まえ、各気象台が農業関係者(県の農政部局など)から情報を得て運用されているためです。したがって、霜注意報は、隣接する府県予報区においても開始日や終了日が異なる場合がありますので、答えは 正 です。

着雪と着氷

⑩地上付近の気温が氷点下のときに降ってきた雪片が、電線や架線などに付着して凍結する現象を着氷という。

着氷 とは、地上付近の気温が氷点下のときに、過冷却状態の 水滴 が電線や樹木などに付着して凍る現象のことです。
一方、雪やあられのような固体の 氷 が付着する場合は 着雪 といいます。
したがって、地上付近の気温が氷点下のときに降ってきた雪片が、電線や架線などに付着して凍結する現象は「着氷」ではなく「着雪」ですので、答えは 誤 です。

夏期の低温害

⑪夏期における低温害は、平年に比べて低温の日が数日以上続いたときに発生し、主に農作物に被害をもたらす。正

夏期の低温害 は、夏の時期に平年より気温が低い日が数日以上続くことで発生しやすく、主に農作物に被害をもたらします。
たとえば、ヤマセ といわれる低温の北東風が吹くことが多い岩手県の夏期の 低温注意報 の基準は、「 最高・最低・平均気温のいずれかが、平年より4~5℃以上低い日が数日以上続くとき 」となっています。
農作物は成長に適した温度が必要なため、低温が続くと生育が遅れたり、花や実が十分に育たず収量や品質が低下してしまいます。
したがって、答えは 正 です。

風の強さと風速

⑫天気予報では、平均風速が15m/s以上20m/s未満の風を非常に強い風、20m/s以上30m/s未満の風を猛烈な風と表現している。誤

天気予報における風の強さの表現は、平均風速によって決まります。      
・平均風速が 10m/s 以上 15m/s 未満:やや強い風
・平均風速が 15m/s 以上 20m/s 未満:強い風
・平均風速が 20m/s 以上 30m/s 未満:非常に強い風
・平均風速が 30m/s 以上、または最大瞬間風速が 50m/s 以上:猛烈な風

したがって、平均風速が15m/s以上20m/s未満の風を「非常に強い風」ではなく「 強い風 」、20m/s以上30m/s未満の風を「猛烈な風」ではなく「 非常に強い風 」と表現していますので、答えは 誤 です。

⑬冬季の日本海側では、寒気の移流によって対流雲が発生するが、夏季に発生する積乱雲と比べると雲頂高度が低いことから、竜巻が発生することはない。誤

冬季の日本海側で発生する積乱雲は、夏季に比べて雲頂高度が 低い 傾向がありますが、これは竜巻が 発生しない理由にはなりません。実際には、冬季の積乱雲でも雷の強さは夏季と ほぼ同じ であり、強い鉛直シアーや寒気の流入などの条件が揃うと、竜巻が起こる ことが確認されています。

過去の観測例でも冬季に日本海側で竜巻が発生した事例が複数報告されており、雲頂高度が低いと
いう理由で、竜巻が発生することはないと言うことはできません。したがって、冬季の日本海側で発生する対流雲は、夏季に発生する積乱雲と比べると雲頂高度が低いですが、竜巻が発生することは「ない」ではなく「 あります 」ので、答えは 誤 です。

雨の強さと降水量

⑭天気予報では、雨の強さは1時間の雨量に基づいて、弱い雨、強い雨、激しい雨の3段階に分けて表現される。

天気予報での雨の強さは、1時間あたりの降水量[mm/h]に基づいて、次のように表現されます。
・10ミリ 以上 20ミリ 未満:やや強い雨
・20ミリ 以上 30ミリ 未満:強い雨
・30ミリ 以上 50ミリ 未満:激しい雨
・50ミリ 以上 80ミリ 未満:非常に激しい雨
・80ミリ 以上:猛烈な雨
なお、弱い雨 という区分は公式には 存在しません。
したがって、天気予報では、雨の強さは1時間の雨量に基づいて、「弱い雨、強い雨、激しい雨の3段階」ではなく「 やや強い雨、強い雨、激しい雨、非常に激しい雨、猛烈な雨 の 5段階 」に分けて表現されますので、答えは 誤 です。

塩害

⑮台風に伴って海上から陸上へ向かって強い風が吹くと、海水の飛沫が陸上の地物や電線などに付着して塩害が発生することがある。一般に降水量が少ないほど塩害の程度は小さい。

台風の強風によって海水の飛沫が陸上の建物や電線に付着すると 塩害 が発生します。
このとき、降水量が 多い ほど付着した塩分は、雨によって 洗い流される ため、塩害の被害は 小さく なります。一方、降水量が 少ない と塩分がそのまま 残りやすく、塩害の被害は 大きく なります。答えは 誤 です。

融雪害

⑯多雪地域の斜面に積もった雪が、春先に降水や気温の上昇で融けて起こる全層なだれなどの被害を融雪害という。

融雪害 とは、多雪地域の斜面に積もった雪が春先の気温上昇や降水によって融けることで発生する災害のことです。
雪が融けると地面との摩擦が減り、積雪全体が一気に滑り落ちる 全層なだれ が起こりやすくなります。
また、融けた雪が川に流れ込むことで 浸水 や 洪水 を引き起こしたり、地盤が緩んで 崖崩れ や 土砂災害 が発生することもあります。したがって、答えは 正 です。

⑰古い積雪面上に降り積もった新雪層が滑り落ちる表層なだれは、気温が低く降雪が続く厳冬期に多く発生するが、全層なだれと比べて被害範囲が小さい傾向がある。誤

なだれには、大きく分けて 全層なだれ と 表層なだれ の2種類があります。  
表層なだれ とは、古い積雪の上に新たに積もった新雪層が滑り落ちる現象で、主に 厳冬期 に発生します。
表層なだれは非常に速く、時速100~200km にも達し、破壊力が強いため被害範囲も 広く なる傾向があります。
全層なだれ とは、斜面の固くて重たい雪が、地表面の上を流れるように滑り落ちる現象で、気温が上昇する 春先の融雪期 に発生します。
全層なだれは表層なだれより遅く、時速40~80km 程で、被害範囲も比較的 狭い ことが多いです。
したがって、古い積雪面上に降り積もった新雪層が滑り落ちる表層なだれは、気温が低く降雪が続く厳冬期に多く発生しますが、全層なだれと比べて被害範囲が「小さい」ではなく「大きい」傾向がありますので、答えは 誤 です。

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