500hPa高度・渦度図は、気象予報において低気圧の発達やトラフ(気圧の谷)の位置を把握するために非常に重要な資料です。この図には「等高度線」と「等渦度線」の2種類の線が描かれています。
等値線から渦度の値を正確に読み取るための手順を整理しました。
- 線の種類を見分ける
まず、図の中で何が何を示しているかを区別します。
- 実線(太い線・細い線): 等高度線です。500hPaの高さ(一般的に5,100m〜5,880m付近)を示します。
- 破線(点線): 等渦度線です。これが今回読み取るべき数値です。
- 網掛け(ハッチング): 正の渦度(反時計回りの流れ)が強い領域を示しており、色が濃いほど渦度が大きくなります。
- 等渦度線の間隔と単位を知る
日本の気象庁が発行する「高層天気図」の場合、等渦度線は以下のルールで描かれています。
- 単位: 10-6/s-1 (毎秒)
- 間隔: 通常、40 ×10-6/s-1 ごとに破線が引かれています。
- 基準値: 0, /pm 40, /pm 80, /pm 120, /pm 160 dots と増えていきます。
- 正の値(+): 低気圧性の渦(反時計回り)。網掛けエリア。
- 負の値(-): 高気圧性の渦(時計回り)。網掛けがないエリア。
- 具体的な読み取り手順
特定の地点の数値を読み取る際は、以下のステップで行います。
- 極値を探す: 網掛けの中心付近にある「+」や「−」の記号を探します。その横に「156」などの数字があれば、それがそのエリアの最大(最小)値です。
- 破線を数える: 極値から離れる方向に破線を1本またぐごとに、値が 40 ずつ変化します。
- 内挿する: 破線と破線のちょうど真ん中にある地点であれば、その中間の値を推測します。
- 例:80 の線と 120 の線の真ん中なら、約 100×10-6/s-1 と読み取ります。
読み取りのポイント:渦度偏差
実務では「絶対値」だけでなく、周りと比べてどれだけ突き出ているか(渦度の極大値)に注目します。 - 正の渦度極大点: トラフ(気圧の谷)のすぐ後ろ側に位置することが多く、地上低気圧を発達させる要因になります。
- 渦度ゼロ線: 破線の 0 のラインです。ここを境に「正の渦度」か「負の渦度」かが切り替わります。
注意: 渦度図には「解析図(AUAS)」と「予想図(FXFE)」がありますが、破線の間隔ルールは共通です。まずは極値の数字を見つけ、そこから 40 刻みでカウントするのが一番間違いありません。
読み取りたい特定の事例(過去の天気図など)はありますか?もしあれば、その図の見方についてさらに深掘りしてお答えします。


コメント
> 500hPa高度・渦度図から渦度0線を探す!
パスです。
全くわかりませんでした。
実技の学習を進めているってことは、午前の試験は通っていたってことなんですかね
それとも、次回は両方を一気に突破する計画で、実技を始めたってこと?