51回 問9 日本の梅雨期におけるバックビルディング型の帯状の降水域🟢🔴🔴読み違い 🟢
問9 日本の梅雨期におけるバックビルディング型の帯状の降水域(以下,「帯状降水域」という。)について述べた次の文章の下線部(a)~(d)の正誤について,下記の1~5の中から正しいものを一つ選べ。
日本の梅雨期には,バックビルディング型の帯状降水域が現れ,狭い地域に長時間にわたる強い降水をもたらすことがある。これは,(a)帯状降水域を構成する個々の降水セルが長寿命でほとんど動かない🟢ためである。このような降水域の多くは,(b)一般風の風向が高度にかかわらずほぼ一定の場合に見られる。🔴バックビルディング型の帯状降水域では,降水域内の降水セルに対して(c)一般風の風下側に新しい降水セルが形成され,🔴降水域は(d)一般風の風向に対して垂直な走向をもつ。🟢

- (a)問題文の『帯状降水域」と気象庁の『線状降水帯』は同じ現象を指しています。次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域。積乱雲は、次々と連続的に発生して、流されながら次々に消えていきますから よって、『誤』
- (b)第51回気象予報士試験 一般知識よって、『誤』
- (c)よって、『誤』
- (d)よって、『誤』
- 正解は⑤
52回 問9 積乱雲🟢🔴🟢
問9 孤立した積乱雲について述べた次の文章の下線部(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から一つ選べ。
条件付不安定の成層状態では,地表面付近の未飽和の湿潤空気塊が何らかの原因で(a)持ち上げ凝結高度🟢より上まで上昇すると,空気塊の温度はいつも周囲の気温より高いため,空気塊はさらに上昇して雲の成長が始まる。
積乱雲が発達して雲内で雨粒や,あられや雪などの氷粒子が形成されるようになると,これらの降水粒子の落下と蒸発·融解により下降流が作り出される。この下降流は(b)降水をもたらした積乱雲へ下層の空気が流入することを妨げ🔴,積乱雲は上昇流を維持できず次第に衰弱する。このような積乱雲の寿命は,(c)2時間程度🟢である。
- (a)「空気塊の温度がいつも周囲の空気より高い」…これは持ち上げ凝結高度ではなく、「自由対流高度」のことです!よって、『誤』
- (b)積乱雲で生まれる下降気流は、下層からのエネルギー源となる空気の流入を妨げてしまって、上昇気流が弱くなり・・・積乱雲は次第に衰退していきます。よって、『正』
- (c)積乱雲の寿命は30分から1時間。(1時間と覚えてOK)よって、『誤』
- 正解は④

53回 問9 風が吹いて気温が下がった時の気温の時間変化率 🔴 柔軟な思考
問9 大気中のある水平面上で,図のように点Aから西と東にそれぞれ20km離れた点Bと点Cを,18℃と20℃の等温線が東西方向と45°の角度をなして南西から北東の方向に通っている。この領域で風速5m/sの一様な西風が吹いているとき,点Aでの水平移流による気温の時間変化率として正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。ただし,水平方向の気温傾度はどこでも一様とする。


- 求めるものは、「点Aでの水平移流による気温の時間変化率」(℃/h)
- BーC間は40km離れた地点Bと地点Cは、2℃違うので、40kmで2℃下がる。
- 風速を秒速から時速へ 5m/s=18km/h 時速18kmの風が吹く。
- 40:2=18:x が成り立つ。気温の時間変化率=1時間で下がった気温
- 2点間の距離:2点間で下がった気温=1時間で進む距離:1時間で下がった気温 x₌0.9
- 注意点 点Aでは、気温は下がっていくので符号はマイナス
- 「風が1時間で18km進むとき、気温がどれだけ変化するかを比例で求めている」
- 正解は④
54回 問9 台風 エネルギー源 暖気核 最大風速🔴🟢🟢
問9 台風について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)台風は,積雲対流によって放出される潜熱をエネルギー源として発達するとともに,そのエネルギー源により勢力が維持される。🔴
- (b)最盛期の台風の中心付近の中上層には,周辺より気温の高い暖気核が存在する。🟢
- (c)各高度における台風の最大風速は,一般的には,地表面から対流圏界面まで高さとともに増大する。🟢

- (a)台風のエネルギー源は、水蒸気の潜熱 台風の勢力維持のエネルギー源も、水蒸気の潜熱 よって、『正』
- (b)発達した台風は、中心の上層(300hPaを中心に)暖気核を持っています。よって、『正』
- (c)台風の最大風速は、大気境界層の上、高度2kmあたりで最大になります。よって、『誤』
- 正解は①
55回 問9 大気境界層の特徴🟢🔴🟢🟢
問9一般風の弱い晴れた日中における,平坦で地表面状態が一様な陸上の大気境界層の般的な特徴について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組合せとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)接地境界層を除く大気境界層内では,大気が上下によく混合されているので,風速は鉛直方向にほぼ一様になる。🟢
- (b)水蒸気は地表面から大気に供給されるので,相対湿度は接地境界層の上端から大気境界層の上端まで高度とともに次第に減少する。🔴
- (c)接地境界層内では,温位が高度とともに減少する絶対不安定な状態が持続することがある。🟢
- (d)大気境界層内の気温は日の出から午後にかけて上昇するが,大気境界層の上端の高度は,この間ほとんど変化しない。🟢

- (a)下図参照:一般気象学p154 図6.23 「晴天日の大気境界層の日変化の模式図」及び、p155 図6.24 「地方時の正午ごろ、大気境界層内の温度、温位、風速、混合比の高度分布の模式図」よって、『正』
- (b)混合比が一様で、気温が下がっていくので、相対湿度は高くなります。よって、『誤』
- (c)接地層では、暖かくなった地表面によって暖められ続けるために、接地層内での下層と上層で温度差が大きくなっています。下層から上層まで熱が伝わるのが間に合ってないイメージです。よって、『正』
- (d)図6.23参照よって、『誤』
- 正解は③


56回 問9 孤立した積乱雲 複数の積乱雲が組織化したマルチセル型のメソ対流系🟢🟢🔴🟢
問9 孤立した積乱雲と複数の積乱雲が組織化したマルチセル型のメソ対流系を比較して述べた次の文章の下線部(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
孤立した積乱雲は,発生から衰弱までの時間が一般に(a)10分間から20分間程度🟢である。このように寿命が短い主な理由は,積乱雲の発達が進むとともに,積乱雲の内部において(b)降水粒子の荷重や融解·蒸発にともなう冷却により,上昇流が維持できなくなるためである。🟢
組織化されたマルチセル型のメソ対流系は,孤立した積乱雲が発生するときよりも,一般風の鉛直シアーが(c)小さい🔴ときに形成されることが多い。マルチセル型のメソ対流系では,(d)対流系内の積乱雲の下降流域から吹き出した気流が周辺の高温高湿な気流とぶつかって空気を持ち上げ🟢,新たな対流雲が発生·発達して積乱雲に成長し,世代交代が持続的に起きる。この結果,マルチセル型のメソ対流系は孤立した積乱雲より長寿命となる。

- (a)孤立した積乱雲の発生から衰弱までにかかる時間は、30分〜60分よって、『誤』
- (b)積乱雲が30分〜60分で衰弱する理由 ①降水粒子が落下の際に、周囲の空気を引きずり下ろす。②落下する降水粒子(氷)が解ける際に、周囲の空気を冷やす。③雲底下の空気は飽和していないから、降水粒子が蒸発するときに周囲の空気を冷やす。 よって、『正』
- (c)鉛直シアが強い(大きい)ときに発達するのが、マルチセル型のメソ対流系です。よって、『誤』
- (d)マルチセル型のメソ対流系ができるしくみは、すでに発達した積乱雲からの冷たい下降流が、周囲の暖湿な空気を押し上げて新たな積乱雲を発生させるというものです。よって、『正』
- 正解は③
57回 問9 大規模な大気の運動 中緯度の降水 亜熱帯高圧帯 熱帯収束帯 亜熱帯収束帯🟢🟢🟢🔴
問9 図は経度方向に平均した年降水量(P)と年蒸発量(E)並びに両者の差P-Eの緯度分布である。この図のA~D で示す緯度帯について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)緯度帯Aの降水量の極大は,主に熱帯域で発生した台風などの熱帯低気圧の降水により形成される。🟢
- (b)緯度帯Bは大規模子午面循環であるハドレー循環の下降流域に対応しており,地上では亜熱帯高圧帯が見られる。🟢
- (c)緯度帯Cでは南北両半球からの貿易風が収束して積乱雲が発生している。🟢
- (d)緯度帯Dでは,水蒸気は主に極側に向かって輸送されている。🔴


- (a)緯度帯Aは緯度30度〜60度なので、南は日本の九州から北はカムチャツカ辺りまで。ここでは主に温帯低気圧に伴う降水があります。よって、『誤』
- (b)緯度帯Bは亜熱帯高圧帯ですね。雲が発生しにくくて、砂漠や乾燥した気候となります。ハドレー循環の下降流域 よって、『正』
- (c)熱帯収束帯では大流活動が盛んで、対流雲による降水が多いです。よって、『正』
- (d)この地域はハドレー循環のど真ん中。下層では赤道方向への流れ,上層では極方向への流れになります。水蒸気が多いのは下層の方ってこともあるし(d)の「緯度帯Dでは、水蒸気は主に極側に向かって輸送されている。」は誤り。よって、『誤』
- 正解は③

58回 問9 晴れた日の海陸風 反流 🟢🟢🟢🟢
問9 晴れた日の海陸風について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)一般に、陸面が湿っている場合は乾燥している場合より海風の風速が大きくなる。🟢
- (b)海風が吹いているとき、地表面付近では海上の気圧の方が陸上より高いが、海風層の上では気圧傾度が逆になり、陸から海に向かう反流といわれる風が吹く。🟢
- (c)海陸風の最大風速は、一般に、海風より陸風の方が大きい。🟢
- (d)一般に、海陸風の層の厚さは、海風より陸風の方が厚い。🟢

- (a)陸面が湿っていると、その水分によって変化する比熱、また蒸発して水蒸気になるときに空気中の熱が潜熱となることが想像できますよね。よって、『誤』
- (b)海風の上空では、海風と反対方向(不足した空気を補う)の風が存在します。よって、『正』
- (c)夜間より日中の方が海と陸の気温差が大きくなるため、最大風速は陸風より海風の方が大きいよって、『誤』
- (d)陸風より海風の方が規模が大きく、層も厚くなります。よって、『誤』
- 正解は③

59回 問9 ガストフロントの構造 ガストフロントと気圧 ガストフロントの到達距離 🟢🟢🟢
問9 ガストフロントについて述べた次の文章の下線部(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
発達した積乱雲の中で降水を伴う下降流が生じ、地表面まで達すると外出流となって周辺に拡がっていくことがある。ガストフロントは(a)この外出流の先端が周囲の空気と衝突する部分に形成される🟢。ガストフロントに沿って地表では突風が吹くことがあり、また、アーク雲と呼ばれる雲が発生することがある。ガストフロントの通過とともに地上では(b)気圧が下降する🟢。積乱雲直下からのガストフロントの到達距離は(c)最大で3km程度である🟢。

- (a)ガストフロントは発達した積乱雲の中で生じた冷気が下降流 下降流は地表面にぶつかった後、水平方向に広がり、その先端が周囲の空気とぶつかる部分が「ガストフロント」よって、『正』
- (b)ガストフロントは冷気による突風なので、気圧は下がるのではなく、上がると想像できます。よって、『誤』
- (c)ガストフロントは発生位置より数十km先まで到達することがあります。よって、『誤』
- 正解は③
学科一般~過去問私的解説&ヒント~第59回気象予報士試験・問9 | 晴ノート(はれのーと)
60回 問9 7月及び1月の成層圏内の高度30km~50km付近🔴🔴🔴🔴🔴
問9 7月及び1月の成層圏内の高度30km~50km付近について述べた次の文章の空欄(a)~(e)に入る語句の組み合わせとして適切なものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
7月は、北極周辺が全球の中で最も気温が(a)、北極を中心とする高層天気図で見ると、気圧の等高度線が北極を中心とする同心円状の(b)となっている。一方、1月は一般に北極周辺が全球の中で最も気温が(c)、(d)となっている。また、1月は7月と比べて、等高度線は同心円状ではなく南北に蛇行しており、しばしばアリューシャン列島付近に(e)が現れる。

- (a)成層圏では夏半球が最も高温になる 高く
- (b)7月は北極を中心に等高度線が同心円状に高気圧となっています。 高気圧
- (c)1月は北極周辺が全球の中で最も気温が低く、北極には低気圧がある。低く
- (d)北極には低気圧がある。低気圧
- (e)冬季、等高度線は南北に蛇行し、しばしばアリューシャン列島付近に高気圧が現れるので、 高気圧
- 正解は①
61回 問9 竜巻と雲 竜巻の移動距離 フックエコー 竜巻の中心気圧🟢🟢🟢🟢
問9 竜巻について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)竜巻は、上空に積乱雲がなくても、日射による地表面付近の加熱が原因で発生する場合がある。🟢
- (b)日本では、地形の影響で竜巻が減衰しやすいため、竜巻が5km以上移動した事例は報告されていない。🟢
- (c)スーパーセルに伴う竜巻は、フックエコーと呼ばれる、かぎ針の形をしたレーダー反射強度の強い領域付近で発生することが多い。🟢
- (d)北半球で発生する竜巻には、渦の向きが反時計回りのものと時計回りのものがあるが、いずれの回転方向の竜巻も中心の気圧は周囲よりも低い。🟢

- (a)竜巻は積乱雲から発生します。日射による地表面付近の加熱が原因で発生するのは旋風 よって、『誤』
- (b)1999年に豊橋市で発生した竜巻の移動距離は、約19kmだった。よって、『誤』
- (c)スーパーセルに勢いよく暖気が流入するところに強いエコーが見られます。これが寒気側に高気圧性に膨らみ、エコーで見ると「フック状」の形に見えるのです。竜巻は上記のフックのような形状のエコー付近に発生することが多いので、よって、『正』
- (d)竜巻は気圧傾度力と遠心力がほとんどで、水平スケールが小さいためコリオリ力は無視できます。だから北半球でも、たまーに時計回りの竜巻も観測されるそうです。(ほとんどは反時計回り)よって、『正』
- 正解は④
62回 問9 積乱雲のスケール 浮力 冷気による高気圧🔴🟢🟢
問9 日本の夏に現れる積乱雲について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)風の鉛直シアが弱い場に発生する積乱雲は、通常、水平スケールが1km未満、時間スケールが1時間未満の現象である。🔴
- (b)条件付き不安定の大気中で、何らかの原因で地上付近の空気塊が持ち上げ凝結高度まで持ち上げられると、空気塊は浮力により自力で上昇するようになり、積乱雲を発生させることがある。🟢
- (c)雨粒の蒸発や、あられやひょうなどの氷粒子の融解により冷却された空気が積乱雲の下にたまることにより、局地的な高気圧が形成されることがある。🟢

- (a)積乱雲1つの水平スケールは10km程度で、時間スケールは1時間くらいです。よって、『誤』
- (b)空気塊が浮力により自力で上昇するようになるのは「自由対流高度」です。「持ち上げ凝結高度」は雲底の高度 よって、『誤』
- (c)「積乱雲から落ちてきた冷気が地上で広がってガストフロントが形成される…」ガストフロントが通過する時、強い風となりますが、同時に気圧が上がります。冷たい空気なので「重い」=「密度が高い」=「気圧が上がる」よって、『正』
- 正解は④
63回 問9 台風の風 海面水温と潜熱の供給 地上風と傾度風の動径方向🔴🟢🟢
問9 台風について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の1~5の中から1つ選べ。
- (a)一般に、台風は海面水温が26~27℃以上の海域で発生する。これは台風の発生·発達に海面からの潜熱の供給が必要なためである。🟢
- (b)発達中の台風において、台風中心へ向かう動径方向の風の成分は、高度方向に見ると大気境界層の中で最大となっている。🟢
- (c)台風中心付近の対流圏中層の接線方向の風は傾度風とみなすことができ、気圧傾度が同じであれば、地衡風よりも強くなっている。🟢

- (a)「 一般に、台風は海面水温が26~27°C以上の海域で発生する。これは台風の発生・発達に海面からの潜熱の供給が必要なためである。」よって、『正』
- (b)大気境界層内の風は、地表面との摩擦力も加わるため、傾度風より台風中心へ向かう角度が大きくなります。(より中心へ向かう方向へ傾きます。)台風の中心へ向かう動径方向の風の成分は、一般的に高度1.5~3km付近で最大になるとされています。よって、『正』
- (c)低気圧の場合、傾度風の反対側に働く力に遠心力が加わるため、遠心力の分だけ傾度風は地衡風より弱くなります。よって、『誤』
- 正解は②





コメント
正解は②
そんなのしばらくないのでは?見返してはいないけどね。
①とか⑤が多い気がします。(笑)
一般知識15回分全体を見てみると、①が14回、②が21回、③が21回、④が20回、⑤が23回。①が少なくて、⑤が多いようです。